今回は毎年 食料を求めて過酷な大移動に挑む何千頭ものシマウマを追跡します。 研究チームが GPS技術を駆使してシマウマを個体レベルで追跡しアフリカ南部に位置するボツワナ。 およそ2,000頭ものシマウマがチョベ川のほとりの大平原にGPSデータは1時間ごとに更新され群れの追跡を可能にします。 GPS付きの首輪を取り付けたシマウマの中にジャネットと名付けられた9歳のメスがいます。 シマウマは突然姿を消していたわけですね?ええそのため 2012年に初めてジャネットに首輪が取り付けられました。
GPSデータから気候の変化に反応して数時間の間に全てのシマウマがチョベ川を渡って南下を始めた事が分かりました。 リカオンの足跡が残っていた場所の南側にGPS付きの首輪を付けたシマウマがいました。 ウィッシュボーンとソックスの群れは大移動の先頭に立っています。 この首輪にはシマウマを追跡するための方法が2種類設定されているんです。 数時間の間にソックスの群れを除く全てのシマウマがUターンをしてスタート地点であるチョベ川のほとりへと引き返し始めたのです。
しかし シマウマは毎年 迷う事なく目的地へたどり着く事ができます。 数年前一部のフェンスが撤去されると野生のシマウマの寿命が15年ほどだとして数十年もの間 フェンスがあったらかつての移動ルートを知るシマウマはいませんよね?これまで考えられもしなかった発見です。 シマウマが いかに複雑かを示す発見だと思います。 シマウマたちが いまだに移動を開始しないのには何か理由があるのでしょう。 今 シマウマたちはチョベ川のほとりから10キロほど南に下った場所に移動しています。
ソックスの群れが夜のうちに出発する可能性はありますが夜が明けるまで2人にはどうする事もできません。 ソックスの状態を確認する最善の方法は防火帯を横切る瞬間を捉える事です。 ソックスが通り過ぎる前に到着し待機する必要があります。 ほんの一瞬の出来事でしたがナイ・パンまで残り90キロの地点でソックスの無事を確認できました。 映像から ソックスがまだ出産していない事が分かりました。 ウィリアムズは南下を続けソックスがナイ・パンに到達する事を願うほかありません。