迷子になると 知らないところに行けるっていうのは個人的には好きですけどね はい。 今ですね ここ 魚の通り道魚道っていうんですが。 この魚道の中の流れのですね調査をしております。 あっ これ 魚道っていうんですか。 水の流れを研究し 魚が通りやすい魚道を作っている。 魚道って知ってますか。 で そこで 左側にある魚道。 まったん 魚道体験 準備開始!長~い長靴を履いてライフジャケットに ヘルメット。 先生は 水の中の生き物が利用しやすい魚道を作るために必ず 川に入って何度も水流を調査する。
実は これまで作られてきた魚道のほとんどは断面が箱型をしていた。 これを利用して 魚道は魚が見つけやすいようにあえて 速い流れを作っている。 柏木砂防えん堤には 左右に魚道と迷子用の石組み魚道がある。 あと 魚道で いろんな工夫がされてるんだなというのが分かりましたね。 へぇ~!1メーターぐらいの幅の魚道でもう すぐに土砂が来ると埋まってしまってなかなか 機能しなかったものがあったんです。 こちらが もともとあった魚道。 国土交通省 利根川水系砂防事務所の依頼を受けて安田先生が改築。
魚道ができて エビは流されることがなくなった。 こちらが 安田先生が手がけた北海道斜里川の台形型の魚道。 上ってるでしょ!安田先生には 全国から魚道作りの依頼が舞い込む。 あの 南甘漁協組合の組合長の新井さんです。 へぇ~!水を利用するためか洪水対策のためだったんですね。 例えば 魚道できたといっても「はい 魚道がありますよ」すばらしい魚道によって 川がつながっていくと。 それは もしかしたら 今 思うと魚道だったんですかね。
それで 冬の間 下久保ダムの中で回遊して プランクトンを食べて。 ここ 神流川のアユは 冬の間下久保ダムで成長する。 それを中心として そこから上流の河川全体をどう 環境を保っていけるかというところがこの地域の人たちが 毎日考えて長年にわたって 尽力してきたその結果だと思います。 なぜ ずっと 海にいないんですかね?餌を求めてだとか繁殖相手を求めてっていうような…どういう環境条件のときに生物は移動を始めたんだっていうのが 脱出理論でそれも その一つの兆候になるんですか。
へぇ~!だから やっぱり腹が減ったストレスだとか密度が高すぎたところに 高すぎる空間に押し込められた場合とかいろんなストレスがあってそういうときに 飛び出す。 ちょうど カラフトマスが溯上する時期でして俺のルートを邪魔するなっつって尻尾で はたかれたことがあったんですよ。 魚道をつけて 前後に ちゃんと行き来できるような環境にして密度を増やしていくという考え方はやはり食文化をそのまま継続するためにもまた 生物相が ちゃんと維持するためにも結構 大切なことのような気がするんですよね。
例えば発電用のダムなんかだったら大きくなった親ウナギがですねタービンの中に巻き込まれて出てくるときには もう こんなフランクフルトソーセージみたいなものがバーッと吐き出されるっていう大問題になってます。 ですから 我々が気楽に ものを…気楽ではないですけどやっぱり これが必要だっていうことで作ってじゃあ 環境の配慮も しなきゃいけないよねって いったときに環境を 要するに取り戻す対価がどのくらいなのかっていう事をよく考えてやらないと。