グレーテルのかまど【真夏の夜の文豪SP】文豪×スイーツ回を一挙アンコール!

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この番組のまとめ

漱石が留学していたいちごジャムの本場 イギリス流とっておきの楽しみ方も ご紹介。 あっ どうも十五代目ヘンゼルこと 瀬戸康史です。 そんな苦沙弥先生の大好物がジャムでした。 たったひとつきで 8缶も!?苦沙弥先生の甘党ぶりが伺えますね。 一つの目安として糖度という表現があるんですが…ジャムをなめる苦沙弥先生の姿は漱石の願望を描いたものだったのかもしれません。 はい!ジャムなのに フレッシュ!いちご洗っといたから水けを切ってからヘタを取ってね。 明治時代のジャムは いちごと同じ量のお砂糖入れてたの。

それで ジャムに密着させるようにラップをしてもらうと。 密着ラップ。 ジャムとの出会いもイギリスでの事だったと思われます。 大使夫人のサラ・ヒッチンズさんにお話を伺ってみましょう。 いちごとジャムを両方使ったデザートもあるんです。 すてきなジャムが出来ないの。 とりあえず 出来ました!ちょっと一息 Tea Break!みんな 大好き!進化する いちごスイーツの世界。 やって来たのはいちご尽くしのデザートビュッフェ!大きないちごが載ったカップケーキに タルトでしょ。

バルサミコ酢と いちごの酸味が奇跡の融合!これ かまどスコーンも焼いてくれたの?相変わらず いいタイミングだな~。 バター香るクロワッサンと甘~いショコラ。 永井荷風がクロワッサンとショコラに込めた真意とは?ひもといていきましょう。 という事で 今宵ひもとくのは永井荷風のクロワッサンとショコラ。 そんな荷風の朝食の定番といえばフランスの香り漂うクロワッサンとショコラ。 もう 起きたいと思う時に起き寝床の中で ゆっくり ショコラを頂きたいと思えば頂くという。

何か 起きたい時に起きて朝 クロワッサンとショコラを…。 荷風を見習ってさ満ち足りた気分になるようなクロワッサンとショコラ 作ろうか?お~ いいですね。 もういい! 触らないで!荷風が 日記に クロワッサンとショコラの朝食について記したのは大正8年元旦の事でした。 家族で新年を祝う その日になぜ わざわざ こんな話を持ち出したのでしょうか?荷風の目に映るお正月は父の社会的地位を誇示するためのものであり母は そんな父を身を粉にして支えていました。

じゃあ冷蔵庫に入れておいた生地を出してきて下さい。 底辺が10cmの二等辺三角形にします。 デパートの全国名産菓子陳列会なる催しに出かけられた荷風先生はお菓子が一堂に会する様に感極まりその名前を書き連ねられたんです。 あっ かまど! 焼けた!心を満たすクロワッサンとショコラできてるよ。 亡くなる前日も日課を変えず店で夕食をとり歩いて帰った荷風は…。 今日の「グレーテルのかまど」いかがでしたか?最後まで自分の美意識を貫いた荷風に憧れを感じます。

谷崎が これを食べたのは名作「細雪」の執筆中。 谷崎潤一郎も 欲望うずまく世界を描いている作家さんなのでじゃあ いってみましょうか。 小説「痴人の愛」や随筆「陰翳礼讃」など独自の美意識を反映した作品で知られる文豪 谷崎潤一郎。 4姉妹を主人公に春には桜 夏にはホタルなど四季を楽しむ風流な日常を端麗な言葉でつづっています。 谷崎は 戦火を逃れて移り住んだ熱海の別荘で執筆。 食通で 独特の美意識を持つ谷崎のために新田さんは見た目にも こだわりました。

今度は 混ぜ過ぎ禁止?サクッとサクッとサクッとサクッと底から すくうようにして サクサクッ。 そもそも 谷崎っていうのは…それこそ いつ 何が起こるか分からないっていう状態で素材にもこだわり高級魚の鯛でも最高級の明石産でなければ食べるに値しないという一幕も。 しかし 谷崎は世の風潮にひるむ事なく好きなものを大いに食べ「細雪」の執筆を続けました。 ほら もう最高モカロール キャ~ッ!モカロールの完成品 間近です。

まずは 外国人女性に惚れ彼女の映画を作ろうとする物語「肉塊」。 彼女のために衣装を作る場面でカタカタ回るミシンから谷崎が連想したお菓子とは…。 そう 綿菓子~!さらに 自らの書生時代を描いたという自伝的小説「神童」。 大丈夫 大丈夫 大丈夫!ギュッギュ。 ギュッギュ…。 もう離して離して大丈夫。 ギュッギュッ…。 文豪 谷崎潤一郎が虜になったモカロール。 意外な?さて その飲み物とは一体 何でしょうか?意外でしょ?メロンソーダ?ブー!牛乳とか紅茶とかじゃないですか?ブブー!もう~。

広大な銀河を舞台に繰り広げられる不思議な旅の物語「銀河鉄道の夜」。 作者は数々の幻想的な作品を生んだ…賢治の作品にはきびや あわなど雑穀の入っただんごが度々 登場します。 という事で 今宵ひもとくのは宮沢賢治の雑穀だんご。 明治半ば 現在の岩手県花巻市に生まれた 宮沢賢治。 はい!雑穀の個性を楽しむだんごを目指します。 イエイ!雑穀は味わい深いですけれども独特の香りや えぐみも強いです。

その中で 雑穀を育むこの場所の魅力にも 気付いたといいます。 我が家の常備食ですね もうこれは。 あの~ 小豆汁を作る時に使うのはここに置いてありますけど三温糖と黒糖を使うんですよ。 はいはい 三温糖と黒糖。 黒糖 三温糖 入れるでしょ。 ちょっと一息 Tea Break。 賢治のふるさと 花巻には雑穀のよさを知ってもらおうと活動している方々が…。 雑穀の風味が最高!続いては…白と黒のゴマ そしてたかきび粉を使った生地にあんこが包まれています。