早速なんですけども森永さんファッションデザインという観点から日常と非日常 どう捉えてますか?日常を 洋服で揺るがしたいと思っていて…ではないんです。 非日常を作るっていうとすごく バーチャルリアリティーとかすごく非現実的な事に聞こえてしまうんですけれどもそうではなくて何で こんなに 人が服を着るとシワが入るのかとか じゃあ 何で襟がこういう形なのかとか本当に当たり前のような事なんですけどそういう事をちょっと真剣に観察してみたり昨日の自分が気付けなかったものを見つけようとするみたいな方向ですね。
実際 だけど今 森永さんの後ろにあるのが人が着た場合こうなるという事ですか?実際 人が着ると洋服は 似合わない形になるんですけれども人の体に対してのフィットしないっていう部分がデザインになっている。 どういうテクノロジーなんですか?フォトクロミックという技術がありまして。 フォトクロミック。 フォトクロミックというのは粒子なんですけれどもサングラスに使われていたり紫外線がどれくらいあるのかを感知するための材料でファッションに使われる事はなかったものです。
それも 日常と 画面上の非日常の越境であったりどこに 日常と非日常の線を引くかというのを すごく意識していてこの店の十代目として店を継いだのが…この着物なんですが これ 実は今から450年前の侍の衣装を命懸けの時代ですから今日 朝 会うて そしたら今日の夕方 生きているかどうか分からない時代ですよ。 戦という非日常に身を置く侍たちが日常的に身に着ける和服の伝統紋様にはこちらは 戦の時に勝ち運がつくとされた強い思いが籠もったモチーフを派手な身なりを競い合ったといいます。
ファッションの視点からすると結構 そのもう少し幅が広くなってきてもう少し メーカーもオープンマインドになってきてるようにも感じますけどもいかがですか?洋服によって笑顔が生まれたりっていうのは僕が まだ気付いていない洋服の力って何か 僕が持っていない知覚だなと思っていてウエアで表現できないかと。