指南役に批評家の若松英輔さんです。 また学校は もしかしたら読む事を求めてきてたかもしれないんですけどもそういうのから 少し自由になって本当に この物語の主人公って誰だろうって フッと 40過ぎて考えた時に思ったんですよね。 え~ 梨央ちゃん主人公は誰だと思います?最初は メロスかなと思ったんですけどその王様のちょっと自分勝手なところもちょっと気になるなっていうのもあります。
そして メロスはですね…セリヌンティウスに 梨央ちゃんがなったら どうですかね?ちょっともう怖くて 無言になっちゃうんじゃないかな。 お互いに信じあってはいると思うんですけどねセリヌンティウスの心の動きも気になりますね。 さあ 次はメロスが妹の結婚式のために故郷へ戻り結婚式に参加する場面を見てみましょう。 我々は実際に王のように 人を殺める事はないんですけども…今 僕らSNSっていう ツイッターとかああいうものを使ってコミュニケーションをとってますよね。 え~ 結婚式を終えたメロスはいよいよ出発します。
メロスは そのセリヌンティウスに信じられてるという事を自分に問いかけるわけですよね。 メロスは この時 俺はなぜセリヌンティウスにやっぱり一人の 命を懸けてくれる友に出会えるというのがもう 当たり前の事ではないと思うんですよね。 私が生きてセリヌンティウスと出会えてというような何とも言えない この巡り合わせ。