♪~今日は 石森章太郎さんスペシャルですよ。 まあ何か僕は物心付いた時に特撮とかアニメの人気作の原作のとこに必ず「石森章太郎」って入っててああ この人の作品なんだという印象でじゃあ マンガをちゃんと読んだかっていうとちょっと怪しいかなみたいな。 そんな石森章太郎をこよなく愛するこちらの4人がその魅力を語り尽くします。 ヤマザキさんの石森作品との出会いとか?アニメの 「サイボーグ009」が初めてだったんですよね。 なるほど!月刊誌のマンガなので石森さんがね登場したのが 50年代後半なの。
というのは 女の子でも じゃあ全員が 果たしてエッちゃんに感情移入できたかというとそうじゃなくて今 夏目先生がおっしゃったみたいに中身が見えないので何考えてるか分かんない。 エッちゃんというのは もうドタバタコメディーがありながらしかも 日常の普通の1965年 66年あの辺の年代の小学校だったりガキ大将がいたりというような普通の日本の環境なんですよ。
いや 何かね 簡単に同じ話じゃねえかっていう事とちょっと違うと思うのはねすごい自分が子どもの時にエッちゃんに すごいシンクロしてるっていう事はその時 エッちゃんの目を通して石森さんが それを意図したかどうかは別でゼロの状態に描かれてるからみんながいろんなものを見るんですよ。 少女漫画らしからぬキャラクターエッちゃんを生み出した石森章太郎は早熟の天才。 半人前の天使の物語「二級天使」はファンタジー 劇画童話風 SFと毎回 タッチを変えています。
こちらに 石森が描いた少女漫画代表作をまとめてみました。 だけど これ夏目さん少女漫画でSF。 萩尾望都さんや 竹宮さんだからあの方々が 70年代に戦ってまた新しい少女漫画をつくるっていう流れになります。 じゃあ ここで やっぱり石森がSFテイストというものを少女漫画に持ち込まなければ24年組のSF傾向ってなかったんですか?ないんじゃないですか。 何か だから少年漫画は スッと来たけど少女漫画は ロックですよね。
それが すばらしくてああ そんなに考えてマンガ家って描いてるんだなという事をマンガ家になりたいなで マンガがもしかしたら自分を表現する一番 適当な方法なんじゃないかなって思ってた頃にこれと出会ってるわけなんですね。 これ実はですね とり・みきさんというマンガ家さんから借りた初版本で 彼がマンガ家になりたいと言った時にお父様が買ってきたそうです。 実際 この「マンガ家入門」は当時 たくさんの人に読まれたんですか?これが初版でこれが2年後なんですけどもう14版なんですよ。
脚にミサイルを仕込まれた全身武器の戦士 004。 ブラック・ゴーストというのはどういう人たちというかどういう?武器商人なんです 要するに。 だから武器商人のプロデューサーのようなやつなんですよ。 そのブラック・ゴーストとの直接対決が描かれるのが「地下帝国“ヨミ”編」。 ブラック・ゴーストの本拠地に迫った 009たち。 脳は 「ブラック・ゴーストは絶対に滅びない」と語ります。 で これがブラック・ゴーストの正体だって話になってこの脳みそが言うんですよ。
天使編?「地下帝国“ヨミ”編」のラストで009はブラック・ゴーストの本体を破壊。 「ヨミ編」から2年後石森が始めたのが 「天使編」。 だから僕は やっぱり「009」大好きやから「009」の軸で石森さんを見るとある意味 もう超絶的に悲劇的でもあってこの「009」の最後の「天使編」の最後にね自分は実は ちょっともう これ以上 描けませんって何か僕はね 何か壁に向かって手を振り続ける「009」越しに感じ取るという事になるわけですよね。
フロイと名乗るエスパーから知らされたのは宇宙の破壊者 幻魔大王が 地球を滅ぼしに やって来るという事。 ところが 方法論で言うと平井和正さんの方がどっちかと言うと 「ウルフガイ」シリーズというのを書くんですけどこれハードボイルド系なんですよ。 たまってるだけ?思春期のモヤモヤがもう 全身にたまっててその結果 超能力に うっかり覚醒しちゃって みたいな話ですよね。 転生戦士って何なんですか?実は超能力者でこの東丈くんみたいに何とかと戦ってるとか。
僕ね 四字熟語で一番好きなのは今でも 「残留思念」ですもん。 四字熟語で「残留思念」!もう それで2週間ぐらいホワーッとしてました。 後に残留思念って ある程度メジャーな言葉になりましたよね。 あれは幽霊だと思ったら幽霊と言わなくてあれは お姉さんがこの丈を守ろうというものすごい念が そこでエネルギー体となって残ったものであれは残留思念なんだ。
というのは 僕は石森先生やっぱり すごく僕今でも恩義を感じてるのはとりわけ マンガの表現の仕組みに関してはすごく分からせてくれた。 僕は だから漱石には会ってないですけど手治虫さんと石森章太郎先生には会ってますから。 つまり 劇画系とストーリー漫画系の一番いい部分を この雑誌で合体させようとしたんです。 で それは見事に成功して日本に青年漫画 あるいは大人向けのストーリー漫画の領域を確立するんです。
また すごいのが時代劇であるからそういう 江戸表現とかもできれば浮世絵表現もできるしもっと言やあ血の匂いもさせられるし。 「ファンタジーワールドジュン」という実験的なマンガでかなりセンチメンタルなポエムをコマで割ってマンガ化に… するという試みをやってるわけです。 「佐武と市捕物控」が 石森さんの中では最高なレベルです。 更に 夏目さんが注目するのは「佐武と市捕物控」が1968年に アニメ化された事。 熱血漫画で知られる島本和彦さんも石森を深く尊敬する一人。
「石森章太郎選集」っていうマンガなんですけどもハードカバーでちょっと前に出たんですよね。 でもね 指示してるのは石森先生ですから石森先生の絵なんですよ。 下手したらアシスタントしか描いてない!でも この絵は石森章太郎の絵なんですよね。 アニメや サブカルチャーから時代を読み解く宇野さんが選んだ石森作品は?そもそもですね昭和53年生まれの僕が石森章太郎さんの特集番組にいるって おかしい事なんですよ。 萬画家 石森章太郎にとってこの 原作版「仮面ライダー」は完璧な代表作かというと多分 違うんですね。
悪の組織 ショッカーに連れ去られ改造されるという設定は企画の当初 検討されたアイデアを組み込んだ独自の設定にしました。 宇野さんの中では これがちょっと前に始まってる「ウルトラマン」と「仮面ライダー」というのは かなり異質のものっていう捉え方?全く違うんですよ。 これでいきそうなもんなんだけどもどうやら あのVTRによると石森章太郎側からグロテスクに こだわる。 やっぱり バッタの仮面をかぶる事によって初めて 石森のものになったと僕は思います。
彼は どういうミッションをショッカーから帯びてるかというとプロレスラーに化けてで プロレスラーとして活躍し石森が描いた漫画版の「仮面ライダー」には改造人間が抱える苦悩がより色濃くあらわれています。 そこに 実写版の撮影で起きたある出来事が仮面ライダーというヒーローの在り方にしかし 撮影中にバイクで転倒重傷を負ってしまったのです。
当時の子ども番組って「ウルトラマン」もそうだしライダーもそうなんだけれどある種の視聴率だったりグッズの売り上げに応じて路線変更したり原点回帰したりの 試行錯誤の繰り返しなんですよ。 これね 石森さんの没後に平成仮面ライダーシリーズって始まるじゃないですか。 実は もう仮面ライダーって石森さん存命中の昭和ライダーよりも平成ライダーの方が多いんですよ。 更に言うと 今度は「仮面ライダー555」って2003年にあって あれって もうね主人公が 実は怪人なんですよ。