科学技術の力で「超人」を生み出そうとしている「人間拡張工学」の専門家だ。 東京大学スポーツ先端科学研究拠点ジム。 これがですね スプリントトレーニングマシンといいまして 足が速くなるマシン。 スプリントマシンを開発したのは小林寛道名誉教授。 世界のトップスプリンターを徹底研究しこれまで見過ごされてきた「大腰筋」という上半身と下半身をつなぐ筋肉に注目した。 スプリントマシンで 「手」「腰」「膝」が同時に出る動きをカラダに覚えこませ大腰筋を活性化させる。 おっ 稲見先生運動が苦手と言ってた割には…。
僕は 割と……すごく なんか こう…体重の増減だけでも そうですしそれこそ サッカーをやってた頃の筋肉があった頃の自分の気の持ちようとか御飯が あんまり食べれなくてガリガリに痩せたときの考え方とかは明らかに違ったんで。 ゴーグルの中で見ているのはトップスプリンターが 360度カメラをつけて 走った映像。 トップアスリートの人は こういう感覚で走ってるんやということが分かるということですね。 どうやら まったんは ココロにストッパーがかかってトップアスリートのカラダにうまく入り込めなかったようだ。
そういったとこも 実は たかだか視点の位置かもしれないですけど…実際より 25センチメートル低い目線で地下鉄に乗るという バーチャル体験。 バーチャルリアリティや人工知能ロボットなどさまざまな技術で 人間がもともと持っているカラダに機能をプラスしていく開発が行われている。 それが 1984年のロサンゼルスオリンピックの開会式。 その光景に 当時中学生だった稲見少年は大きな感動を覚えたという。
その中で バーチャルリアリティの仮想旅行という形でこういうコンテンツを見せるとさっきまで なかなかモチベーション上がらなかった方たちが急に立ち上がったりとか歩き回ったりっていうことが実際 現場で起きていると。 みんな…気が進まない というところにもなってくるのかなというようなすると ゴーグルを外したあと1週間が たっても黒人と すれ違う際に距離をとらなくなったなど無意識のうちに感じていた「偏見」が薄れるリアリティーよりビリーバビリティという言い方とかよく 最近は していまして。
それは 服を取り替えるようにカラダを取り替えられる世界だと稲見先生は言う。 ロボットの顔につけたカメラを通して操る相手と 同じ目線で周囲を見渡すことができる。 また 操作する人の手の動きに合わせてロボットアームが 同じ動きをする仕組みになっている。 まずは まったんがカラダを拡張し稲見先生を操ってみる。 ちょっと 冷蔵庫に飲み物が置いてあるので移動してみましょう。 こちらが 冷蔵庫になります。 冷蔵庫 開けて下さい。