今晩の「落語ディーパー!」は「粗忽長屋」というお噺です。 路上で遺体を発見する いわゆる行き倒れを発見するところから始まる噺なのでそれでは 「粗忽長屋」これを知らなきゃ もったいない!「おめえ いいか?ゆんべ 浅草でもって…死んでるよ」。 奇想天外なストーリーが癖になる…落語にほれ込んだ俳優東出昌大が落語家たちとその魅力を語り尽くす!人気と実力を兼ね備えた…そして 落語研究会出身の…毎回 一つの噺を深~くトーク。
今回 取り上げる「粗忽長屋」。 粗忽者が登場する噺はいくつもあり題名にも使われて一つのジャンルになっています全員が全員じゃないけどまあ いわゆる「世の中には そそっかしい人がおりまして」みたいなね。 この「粗忽長屋」に出てくる熊五郎と八五郎 2人とも粗忽者として描かれていますよね。 これ 2人とも同じような性格なんでしょうか?えっと… まあ教科書のような「粗忽長屋」だと八っつぁんの方が前へ前へってマメで そそっかしい。 「粗忽長屋」を十八番とし落語家初の人間国宝でもあった「ですからこの行き倒れの当人を」。
自然体と あと「らしく、 ぶらず」っていう言葉東出さん ご存じですか?「らしく、 ぶらず」って事よく おっしゃってたらしくて「ぶる」と駄目なんですよね。 古今亭 三遊亭 林家などがありそれぞれ 噺の解釈のしかたや芸風が異なるといいます柳家の話ちょっとしてもいいですか?柳家って やっぱりこういう滑稽噺とかいわゆる 長屋物とか非常に 派手さはない噺というかねもともとの古典落語でね。
だから ずっと 歌丸師匠 晩年幽霊物 やってましたよね。 一之輔さん どうですか?僕も持ってますけどねやりますけどたまに思い出してほかの粗忽の噺は結構 頻繁にやるんですけど「粗忽長屋」は たまにやるとね「あっ 俺はやっぱり 「粗忽長屋」っていうと小さん師匠 先代の小さん師匠の「粗忽長屋」っていうのは何か すごい ド~ンとこう おもしというかねあれがあるから 僕ら自由にできるんだみたいな何か 一つの こう…「西遊記」のお釈様みたいなねそんな落語ですね 僕の中ではね。 いや~ 「粗忽長屋」はね…頑張りたいな。
何か もう 目が 黒目で まっすぐ向いて しゃべってるぐらいが面白いなってのが すごい今さっき見ながら思ってて。 よく マクラでも言うんですけどこれから出てくるそそっかしい人は目は シベリアンハスキーとおんなじ目をしてもう 長年の間 先祖代々風雪に耐えてきた目ですから。 今 一之輔師匠 割と 俺の理想の黒目がちな目をされてましたね。 シベリアンハスキー。