♪～彼女は国家反逆罪に問われました。 マタ・ハリの踊りはエキゾチックで性欲をかきたてるほど官能的でした。 フランスが本気でスパイを探していてマタ・ハリに その疑いがかかっていたとしたら彼女には…生き延びるチャンスがあったと私は思いたいのです。 こうして 彼女の人生は始まり父親の愛情を一身に受けて育ちますがその後次々と悲劇に見舞われました。 叔父たちは 彼女をライデンの学校に行かせました。 そのライデンでマルガレータは 学校の校長と性的な関係を持ったために学校を追われます。
マクラウドは彼女より ２０歳近く年上でした。 １８９７年２人は オランダ領東インド今のインドネシアへと船出します。 マクラウドは 現地に駐留するオランダ軍に勤務し帽子をかぶり真面目くさった表情をしています。 マクラウドは守備隊の司令官に任命されマルガレータは新しい世界を発見します。 彼女にとってオランダ領東インドへ行く事は大きな冒険だったと思います。 マルガレータは 娘のノンを連れてオランダに帰ります。 マルガレータ・マクラウドが目指したのは 花の都パリ。
イギリスやフランスイタリアの記事スペインの記事もあります。 ジャワ島生まれの王女イギリス人の父親がいるスコットランドの貴族と結婚したなどさまざまな話を語っていました。 いろいろな愛人がいましたがその一人一人が上流社会に属し彼女は ベルリンでドイツ皇帝の義理の息子であるハノーファー王太子と懇意になり皇太子とも知り合っていたようです。 これが年齢を重ねる高級娼婦にとって男性との友情の重要性が増すもう一つの理由でした。
戦争が勃発した瞬間彼女は愛人の一人だった警察署長と夕食をとっていました。 彼女はフランスに１０年住んでいたためドイツで要注意人物になりました。 既に 連絡を絶っていた娘と一緒に暮らせるはずもなくもはや オランダは 彼女が生きる場所ではなかったのです。 オランダ国内にいたイギリスの諜報員はマタ・ハリに関する報告書を作成しました。 マタ・ハリがフランス警察に逮捕された際滞在していたホテルの部屋にはいろいろな人の名刺がありました。
当時フランスの防諜活動のトップは…彼女は フランス西部への旅を計画していてマタ・ハリの方から「スパイをするわ。 彼女がもくろんだのはイギリスのカンバーランド公つまりドイツ皇帝のいとこにあたるハノーファー王太子と再会する事。 マタ・ハリは スペインとポルトガルを経由して船で ベルギーに入る計画を立てますがイギリスで足止めを食らいました。 イギリスが通知するとラドゥーはかねてより 彼女を疑っていて策略として採用しただけだと返信します。
しかし この電報は彼女が フランスに対して反逆行為を働いていた事を示す決定的な証拠なのでしょうか？最後の旅路をたどってみましょう。 彼女が何をしたかというとドイツ大使館付き陸軍武官カレ少佐に接触して彼女が リッツのフロントに手紙を託すやいなや少佐は いち早く マタ・ハリが実は フランスのスパイでヘマをやらかしていた事を知ったのです。 電報は ドイツの報復なのか？あるいは フランスがねつ造したものなのでしょうか？これらの電報に使われた暗号は既に フランスによって解読されている事をドイツ側は知っていました。