伝統工芸最大の美術展日本伝統工芸展が始まりました。 学園祭期間中の 東京藝術大学の学生で にぎわっていました。 そう 前田さんは東京藝術大学で教鞭をとる先生。 前田さんの作品が生まれるのは大学の研究室の中。 自分のハードルにしてましたけどもそうじゃなくて 最初から自分が作っていくような模様を作っていくような模様を育てるような最初から最後までの行為が結果として 記憶されるようなたどりついた新しい境地です。 樹齢数百年を超える柿の古木のうちごくまれに黒い模様が現れるという 黒柿。
受賞作の着物は 作者の菅原さんが20年前に出会った地元のブナの森の光景から生まれました。 作家・菅原さんの創作の場は新しい着物の図案作りや友禅の色さし全て ここで行っています。 高校卒業後 日本画家を目指して美大に進みます。 ならば 絵は着物に描こうと東京で友禅を学び28歳の時 ふるさとに戻りました。 以来 胸に刻まれた森の光景をどうすれば 着物にうつせるのか模索し続けてきた菅原さん。 菅原さんが細心の注意を払ったのは光によって 刻一刻と輝きを変える「森の世界」を表す色使いです。
黒を基調とした土肌にリズミカルに続く 幾何学模様。 訪ねたのは 奈良県橿原市ののどかな田園地帯です。 モチーフは どこからか自分の中に湧いてくる幾何学模様。 それは 西洋美術のデッサンの作業にも似ていると森田さんは言います。 仏具職人の山崎誠一の金工作品です。 漆の伝統の家に生まれた金城一国斎も伝統から 一歩を踏み出しみずみずしい作品を生みました。 ふだんは 伝統工芸展とかの作品作ってるんですけどもこういうオブジェといいますかモニュメントも とても楽しい仕事で。