不昧公が生きた時代に残ってるお茶道具を記録に残す事と 収集する事。 今日は今年没後200年となる大名茶人松平不昧にスポットを当てます。 大名茶人松平不昧が没して200年。 「みな人々 この道を得度して松平不昧の研究を続けてきた…その思いを示すように不昧は 利休ゆかりの茶道具を数多く集めています。 こうして不昧は 茶道具を7つのランクに分ける事で名品の価値を 明確にしたのです。
僕も デザイナーとしてデザインの正解みたいなものを見つけるためにリサイクルショップからいろんなものを収集…。 人の価値観も 一つの価値だっていうふうにそこも入れ込んでるところと先ほど先生がおっしゃられたような不昧さんの個人的な価値基準もそこに まぜ込んでいってダイナミックに世の中の価値をつくり出していったというのはすごい面白い夢のある話ですよね。
島根県…市内にある 松平家の菩提寺…茶の湯に欠かせない道具茶せんに感謝を ささげる…こうして お茶の商売をしていかれるのも不昧公さんの おかげだと思っておりますので。 不昧が 陶芸で地域振興を図った背景にはある事情がありました。 不昧が藩主になった頃松江藩の抱える借金は膨大なものでした。 不昧は 茶の湯にまつわる産業を興してそれが この…不昧自身が命名しました。 茶の湯で地域振興ってなかなか すごい発想だと思うんですけどもこれを熊倉先生はどう お考えられますか?殖産興業 つまり新しい産業を興す。
ヒットしてる他県のものを自分の県に持ち込んでもやっぱ 根づきませんから根づくっていう事を考えながら自分の地域の事を考えて新しいものを つくっていくというのは 基本中の基本でその基本中の基本をすごく上質に やられてったダイナミックにやられてった方ですよね。 中でも 不昧が最も愛したのが「独楽庵」という茶室です。 ルーさんを案内するのは茶室の歴史に詳しい…それぞれの空間には不昧が込めた意図がありました。 整えられた庭園の中に不昧が最も愛した茶室独楽庵があります。