次の短歌の空欄にはどんな言葉が入るでしょうか?さあ 東 直子さん簡単に 短歌の解説をお願いします。 その抱擁をしてくれた時に背中に回った 手のことをぬるいお湯に ゆっくり つかっているという場面だと思うんですけども「ぬるくし過ぎた」の「し過ぎた」って辺りが ポイントかと思うんですね。 これは 暗い部屋で携帯電話か スマートフォンをずっと見ているという場面だと思うんですよね。 青い光ってる画面を睨みつけるように見ていてその中で ちょっとショッキングなことが書いてあったんでしょうね。
非常に いとおしくさすっている様子が浮かんで痛切な一首ですね。 これは 比喩の歌として全体の気分を感じ取って頂ければいい歌かなと思うんですけども夕立が ざ~っと降ったあとにぱっと やむと全部 水分が落ちて その水分が空中に漂っているけれども雨が上がった涼しさというのもありますし非常に爽やかな感じがありますよね。 そこに 好きな人の声が聞こえてきて声が聞こえることだけで うれしくてその声を 自分の身体の中にす~っと溶け込ませて空気の中に溶かしていくようなそういう風情を詠んだ一首かなと思います。
「善玉悪玉」っていうと 身体の中の善玉菌とか 悪玉コレステロールとか何か明るくなれるような歌ですね。 ずっと眠っていて 起きたばっかりのちょっと ぼんやりしたような感覚を初句の「からだじゅう」っていう平仮名表記になってますけれども平仮名表記によってちょっと おぼつかない感じを表現してるんだと思うんですけれども「人魚姫」なんですけども人魚姫っていうのは海の中で暮らしていたのに魔法の力で人間になって陸に上がったという物語ですから陸地に上がった時は 身体が不自由でフラフラしていたんでしょうね。