ダイアモンド博士の“ヒトの秘密” 第2回「動物のコトバ、ヒトの言語」

戻る
【スポンサーリンク】

この番組のまとめ

しかし そんなヒトの言語も動物のコミュニケーションからこの500万年の間に進化してきたはずです。 ヒトの言語の成り立ちを知るには現在の地球上で複雑なコミュニケーションをとっている動物とヒトによる素朴な言語を見つけてその間に起きた事を類推するしかありません。 でも 複雑な動物のコミュニケーションとシンプルなヒトの言語なんてものはあるのでしょうか。 博士は 動物の複雑なコトバヒトの単純な言語を見る事で進化の溝を埋めようとするダイアモンド博士。

ベルベットモンキーは 天敵の襲来を知らせる時以外にもこの鳴き声を使います。 ベルベットモンキーのグループ同士が戦っていて形勢が不利なグループが退却を考え始めた時負けそうなグループのベルベットモンキー一匹がヒョウを意味する鳴き声を発したんです。 ベルベットモンキーはヒョウを意味する単語を使ってライバルとの戦いを上手に回避しました。 人間が人をだますようにベルベットモンキーもコトバで相手を欺きました。

私は ハワイのクレオール語は話せないんですがパプアニューギニアのクレオール語は現地では一般的なコトバになっていてそれなら 私も話す事ができます。 トク・ピシンはニューギニア各地から集められイギリス人やドイツ人の監督者の下で働いた人々の子どもたち世代によって作られたコトバ。 ダイアモンド博士が参考にしたのは言語学者 ノーム・チョムスキーが提唱する普遍文法という考え方です。