日本の話芸 三遊亭好楽 落語「薮入り」

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この番組のまとめ

その間 師匠は眠ってて10時ごろ起きますってえと 布団畳んで方々 掃除したりなんかするというのがつい こないだと思ってましたけどそれが 奉公とか何とかというとまた 随分 違うんでしょうけども昔は奉公と申しますってえとあるじには忠を尽くせ。 あと1年間無給金ですから お礼奉公した。 それから 給金もらえるというまあ そういう時代でございますからやることは そういう子どもたちですからまあ 帳場おこしでもってねあの時分 ネズミというのはね ペストのね病原菌だっていわれてたんですね。

『尾張名古屋は城でもつ』ってえからねしゃちほこ見せてやりてえ。 「え? 掃除するんだよ。 こうやって掃除してるだろ?そうするってえとね 角 曲がって俺の顔を見る… ハッハッハッ 見るったって『お宅は どちらの坊ちゃんですか?』。 えっ?熊さんのうちの前 見てごらん?誰か掃除してるね。 俺 長屋 18年もいるけどさ熊さんが うちの前を掃除してるの初めて見たよ。 初めて掃除したもんだから見てごらん ほら… ハハハッ。

お前さん! 町内の人が親切に言ってくれてんだからそんな頑固にならないでさあ。 これは どこそこのお店にね用があるってね 頼まれたんだから持ってっておくれ』って用を言いつける やからがいるんだよ!冗談じゃねえ 本当に。 ねっ 大事なせがれが帰ってくるんだから用があるんだったら そこ 開いてるからパッと開けて パッとしゃべってパッと帰れ コンチクショー!誰だ~!?」。 まあ 子どもの時分から本所の重田先生に見てもらってるからね『先生 熱が下がらねえんですけど』ったら 『これは もしかしたら肺炎かもしれねえ』。

それでも戻ってね 『嫌だな この体…どうしようかな』と思ったらさフフフッ お前の手紙をねうちのかかあが持ってきたんだ。 そうかい 本当に。 お父っつぁんおっ母さん 本当に おいしいですからあの… 後で 召し上がって下さい」。 「よせ! この野郎 本当に。 「だって うれしいじゃないか 本当に。 わがままに育った一人っ子がさあこうやって立派になってお父っつぁん おっ母さんに食べさしたいと お小遣いをね遣ってまで おいしいものを…。 その心根が優しくてうれしいじゃないか 本当に…。

あっ 大丈夫 大丈夫。 おけに シャボンと それから…あっ 大丈夫だよ。 それ おかみさんがくれた下駄だろ?いい下駄だろ? それ 履いてっちゃ駄目。 あのねえ この長屋の大家はね店賃取ることは知っててもねどぶ板一つ直すことを知らない…。 向こうから 尾っぽ振って 寄ってきてあいつの手を ペロペロ ペロペロなめてるよ。

いくら 自分の子どもだからってお前 財布をのぞいて どうすんだよ」。 旦那様とおかみさんの留守の間にスッと忍び込んで そっから お金を盗…」。 「冗談じゃねえ この野郎!何 ばかなこと言ってんだよ 俺のせがれがそんなことするわけねえだろ!」。 「うるせえ!変なこと 言うと ただおかねえぞこの野郎! 本当に…。 「おかしいと思わねえって… ばか野郎何 言ってやがんだい。