第3回は なぜ「ひたむきさ」が周囲に影響を与えるのか?「100分de名著」 司会の…さあ 今回の名著は小説「赤毛のアン」ですが伊集院さん 前回は出会ったばかりなのにギルバートと大げんかをしたり不登校になったりと。 最近 例えば ハーバード大学みたいなアメリカの大学はどういう学生を求めてるかっていうとまさに インフルエンサーを求めてる。 自分の身近にライバルがいるってこれ一番脳を育ててくれる。
ベッドの中で叫び声を上げたのはダイアナの親戚でお金持ちのおばあさん…カンカンに怒った ミス・バーリーは支援してくれる予定だったダイアナの音楽レッスン費を取り下げると言いだします。 そう 真剣に一生懸命 謝るのがこれが アンのひたむき力なんですけどだって考えてみてくださいよ。 一生懸命で ひたむきに ずっと相手を説得する…で切り開いてますもんね。 それ以前は無名の作家で教師や 郵便局で手伝いだったり新聞社で働いている時期があったんですよね。
ひとり孤独に書き続けていたモンゴメリは30代半ばにしてベストセラー作家となったのです。 特に 例えば 人前で詩を読んだり演劇をやったりするシアター・エデュケーションとかドラマ・エデュケーションと言われてるものこれ例えば アメリカのミュージカルの最高賞であるトニー賞でも そういうことを学校の教育で実践してる先生に賞を出したりしてるんですけどね。 いろいろ あるんですけど 例えばねマシュウについての あるエピソードが脳科学的に大変興味深いと思ってます。
マシュウはアンと周りの少女の様子を見てて「アンだけ 何かがおかしいぞ」ってまず 感情が動くわけですよね。 だから 「マシュウはアンを愛してた」と書くことはできるんだけど小説としてはやっぱり…その一幕を 自分たちで演じようと思って熱中してたんですよ。 だけど アンが来たのでやっぱりギルバートも自分の中にあるひたむきさを育まざるをえなかったということなのかなと。