こころの時代 アンコール 唯識に生きる 第1回「唯識の歴史と基本思想」

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この番組のまとめ

6回 全てにわたってお話を頂きますのは…横山さんは 仏教の基本的な考え方思想と言われる この唯識を50年以上にわたってずっと研究してこられた方です。 要は 仏教 日本仏教の比叡山におられた法然それからあと 親鸞ねそういう方も唯識を勉強されていますしあと 道元禅師 禅の道元ねそれから あと 空海ですよね。 自分自身を冷静に見つめ 心のよりよいありようを探る唯識。 今度は 目をつむって自分という言葉が 指し示すものを探してみて下さい。

つまり 実生活の中にどう生かしていくかという事をあくまでも 自分の心をじっくり見つめ直すとそれが つまり唯識の第一歩だと。 唯識を実生活に生かす というのはいろんな問題が出た時にその問題が 心の中でどういうシステムどういう過程で生じてきたかという。

例えば 空海ね真言宗の弘法大師 空海はね「十住心論」という一番の著の中で唯識の根本聖典である「瑜伽師地論」これを 何回か引用されていますしね。 現代の日本では 唯識に対する関心が 存在感といったものがどうも 薄れてきているようなんですけれども逆に欧米では 今ブームになっているマインドフルネスそれとの関係で 唯識に対する関心も出てきている今 欧米で急速に広がっている仏教の瞑想を取り入れた心のトレーニング。

譲り受けたマニュアルに唯識や 禅の教えを盛り込んで独自のプログラムを作りマインドフルネスを教えています仏教の中で 「心身一如」という言い方をしますよね。 まず 体を整える 体を整えないと呼吸器が うまく働かない。 で 呼吸器がうまく働かないときちんとした感覚をキャッチできない。 このもとがやっぱり 呼吸器なんですね。

例えば 身体はいい状態の場合は例えば 身体が悪いというのは不健康になればね深層心が不健康であるという事なんですよ。 こう座ってね 私の… まあ 後で言いますけど 一人一宇宙ね宇宙の全部の気をねう~ってね こうやって…。 一人一宇宙の中にね。 だから やっぱり インドにおいても唯識瑜伽行派においてもさて これからはですね唯識の基本的な思想 基本思想。

一人一宇宙 分かるためにまず目をつぶってみて下さい。 一人一宇宙ですか。 そういうふうに捉える事によって一体 それは どういう意味を持ってるわけですか?宇宙と言いましたけどね宇宙という言い方は広大な というような感じから言ったんですけれども一人一人の心の中に住するわけですよね。 で その一人一宇宙のありようをいい方向に持っていこうじゃないかというね。 だから 他者も一人一宇宙だから一人一宇宙と 一人一宇宙の関係をどういうふうにしてうまくやっていくかの問題が次に 展開してくるわけですね。

先ほどは 一人一宇宙三人いれば 三人と。 この縁起の理に気づけばねそれが理解できれば 人間はねそれで 達磨大師さんに「頑張ります よろしく」ってね言うんですよ。 仏像も ここにありますね釈如来様も今 こうやってね 皆さんに草柳さん拝んで ご覧になってねこれも 草柳さんの中の心の中にあるわけです。 草柳さんが見てる この釈如来と私が見てる釈如来は別なんです。 「観想縁起図」と。 「単細胞生物」 「多細胞生物」ね「類人猿」ね まあ「ホモサピエンス」。

まあ 普通に考えて一体 どういう働きをするのかという事は分かるんですけれども下の2つ つまり「深層心」と書いたこの2つというのはこれは唯識の独自の捉え方なんですか?般若経のですね 時代までは六識だったんですが唯識が 先ほど申しましたようにヨーガを修する事によってね観察し 分析した結果2つの深層心を発見し一つは 「根本心」である「阿頼耶識」というねそういう心を立てて まあいろいろ歴史的に考えてみると初めは阿頼耶識しか なかったのがねだんだんと この…「第七」といいますが 第七の「末那識」というものが打ち出さ