新世代が解く!ニッポンのジレンマ「プライバシーのジレンマ大研究」

戻る
【スポンサーリンク】

この番組のまとめ

さて 「新世代が解く!ニッポンのジレンマ」ですけど10月のテーマは「プライバシーのジレンマ」なんですが古市さんほとんどのデータって ビッグデータの一部でしかないと思うから仕事柄 スタートアップだったりだとかテクノロジーを扱う人と関わることが多い時に 非常に思ってるのがプライバシーポリシーを持っている存在に対しては僕 かなりプライバシーの公開に関して緩やかというか 公開しちゃいます。

だから それは結構 重要な問題だと思ってて僕たちは 今のところ 多分 多くの人はコンピューターに データの1つとして処理されることに対してプライバシーが侵害されてるとは感じないけれども誰か 自分の 例えば コンピューターの履歴だったり 個人情報だったりを誰か1人の人間が精査しててそれを見てるって思ったらそれは ちょっと多分 気持ち悪いっていうのが結構 スタンダードな認識なのかなっていう気はしますね。

でも 自分のデータって一体どこからどこまで?検査データ全て統合するともう疾患が分かっちゃうとか最近それこそカメラでもこう 内視鏡とかやりながら診断ついちゃうとかやっぱ そういったのの技術の すごい開発って 結構 今 盛んにされていて。 遺伝子検査とかやって遺伝子情報 全部 みんながゲームみたいに渡しちゃってるじゃないですか。

でも お金もうけじゃないとしても近所のおばさんが自分のこと 全部 知ってるのと匿名的に第三者が大企業とか自分のこと知ってるってどっちが嫌だなって考えると僕は なんか昔の地域社会みたいに近所の人たちが全部情報握り合ってるみたいな状況の方がなんか 生きにくいなと思っちゃうんですけど どうですかね?1個は 近所のおばちゃんっていかにも そういう 自分の知った情報をうわさ話で話したりとか自分に説教したりとかしそうだから実害が見えるじゃないですか。

だから その… で 刑法だけじゃなくてえ~と 人間の社会っていうのは基本的に やっぱり主体性っていうのを前提として くみ上げられてるものがで その もう主体性がなくなってるんだとしても社会というか 社会自体は 主体性っていうフィクションは持続しているっていうストーリーは必ず作らなきゃいけない。

人間の主体性がフィクションだとしたらそこから生まれたプライバシーもまたフィクションということになる。 あえて そういうふうにしていて正直 サービス的には レコメンドした方がコンバージョンも上がるからいいんですけど…。 …ってなった時に地方で生活するのと 東京で生活するの両方 選んでる人は何でかっていうとそうした方が 自分を… 何でしょうあの… 客観的に見れるからなんですよね。

でも そういう内面化みたいな話って…評価軸はやっぱり他者からのペーパーテストなり他者からの評価なりってものが個人の能力とか業績にひも付くっていう社会においては内面化で もともと自分が誰だっけって話ってのは今っていうよりも 結構 もう何百年の話かなとか思ったんですけど。 つまり 直接 警務員の人が 「ああしろこうしろ」って言うんじゃなくてお前が なんか悪さしてるの見てるぞっていうメッセージ自体がその相手の規律を正していくっていうのがまあ パノプティコン型で。

で 一方に 十何億人いる中国とかって人口的に考えてみるとヨーロッパの流れに なんか… が世界の すう勢になるとは思えなくてどうしても中国みたいな感じで全部なんかもう国が 全部… 国っていうか国と大企業の複合体が全部の国民を管理しようみたいな社会の方が なんか 結局 便利だし結局 どんどんテクノロジーも発達していくしどんどん進んでいっちゃうのかなって気もするんですけどそこって どうなってくるんですかね。

でも 民主国家において 知らない間にビッグデータで 投票操作されてで 何となく その 何ていうかデータを握ってる政権が自分たちの政体を維持するためにそれを利用している状態って自分は それに対して投票しているという行為が自分の主体性だと信じてるわけですよね。 …っていう時に それに なんか対抗する例えば アメリカだったら民主党系の人と 共和党系の人でいい方向にねデータが使われるようになるのかそうじゃなくて どんどん どんどん極端な方向に行くのかってのは僕自身は あんまり楽観はしてない。

それフィクションかもしれないんだけどそう思ってたはずなのに 実は よくよくあなたの行動データを見るとこのセグメントの人って カテゴリーできちゃいますよっていうことを突きつけられるわけですよね。 なので なんかこう オンリーワン信仰俺は自由だ みたいなのがだから 主体性が完全に奪われるっていう状態自体はもう生まれた場所とか 家で自分の職業であるとか結婚相手とかまで大体 決まっちゃうみたいな。

だけど 統計的な差別っていって 平均的に見ると 間違ってないんだけれども例えば まあアメリカで問題になった例で言うと黒人差別ずっと長いこと問題になっていて偏見に基づいてれば 優秀な黒人でも雇わないってことやってるとじゃあ 能力に基づいて統計的な見地から フィルターかけて白人 優先的に面接しますってのは一応 合理的なんですよね。