100分de名著 三木清“人生論ノート” 第1回「真の幸福とは何か」

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この番組のまとめ

今月は三木 清の「人生論ノート」から人生を いかに生きるべきかを学びます。 そこで 今月の名著は こちら三木 清の「人生論ノート」です。 高校生になった時に たまたま「人生論ノート」を手にしたら一番最初の章が「死について」なんです。 そういう不穏な時代に「文學界」の編集長である小林秀雄から一般向けの哲学的エッセイを書かないかというふうに請われて 連載を始めたのがこの本の始まりです。 何か机上の学問としての哲学学者同士で話し合う哲学というよりはもう みんなの身近な。

三木は 同時代の人々に向けて「人間は いかに生きるべきか」という根源的な問題を語りかけます。 この直前に 国が戦争のために国民の生活・財産を統制できる「国家総動員法」が制定され一人一人が 個人的な幸福を追い求める事が許されない時代に突入していました。 だから 三木も自分自身に言ってるんですけど…は~!そんな時代だったんです。 だから僕「人生論ノート」を読んでいたらね…会社のためとか組織のためという言葉の下で…それでは なぜ三木 清が「幸福」を語る哲学者となったのかご覧頂きましょう。

「幸福そのものが徳である」という考え方は恐らく 三木の生きてきた時代においては…例えば 介護の話をしますが自分を犠牲にして 親をみる事が徳であり それを全うしたから人は幸福になれるのではなくて自分が幸福であればこそ 献身的な介護をする事ができると考えた方がよく分かるんですよね。 ほんと 家族の事を考えるとこれは すごく何か腑に落ちるというか自分が幸福であるよりいい事なんかないというのはほんとに子供のために じゃあ料理もします 家事もします部屋も掃除します。