NHK俳句 題「鵙(もず)」

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この番組のまとめ

11月の二十四節気は「立冬」と「小雪」ということですけれども「立冬」は まあ なじみがありますね。 でもね 本当のね「立冬」の頃っていうのはね晩秋の気配が まだ漂ってるの。 それから 15日すると もう「小雪」で今年はね 「立冬」が11月の7日ですね。 これ「立冬」という その言葉がね非常に この句によく… それを捉えられている句だと思って。 「冬になりますよ」っていう頃の空気の乾いたところに「立冬」という言葉がはじけるという感じがいたします。

これはね 「歳時記」によっては季語になってるのもあります。 はい 宇多喜代子選入選九句です。 そうすると寒いんじゃないんだけど何となく まだ朝の空気の微妙な感触朝刊を手にした時のちょっと ひやっと ひんやりしたそういう感じですね。 新聞が一番大事 一日の始め。 これね 伯耆大山 ご存じの方はお分かりだと思うけどほんとに あの 中国地方では一番高い山なんですね。 鵙が鳴く頃って 確かにお日和が続くといい秋日和なんですよ。 晩秋日和です。

あんまり いい気持ちじゃないそういうふうに捉えられてたから朝が来て「ああ また このひと日存えた」という実感が出てるんだと思います。 一列に干し物が… 「鵙日和」お洗濯日和でもないけどあの いいお日和なんですね。 それが「一列に」ってところが面白いと思いました。 ミステリアスな鳥ですね 習性がね。 そういう習性って面白いなと思いますけどね。 そうすると 天地の果てにまで響くような声だよというように非常に そこのところが面白いと思いましたね。 はい 以上が入選句でした。

「小林聡美の今日の一句」。 私も 今月の兼題で 皆さんと同じように俳句を作って宇多先生に 直接 見ていただくという特権のコーナーでございます。 ブクブク ブクブク?朝ね 歯を磨いたあととかすごく濯ぐんですけれど濯ぎながら 何か いろいろ 家の中もうろうろしたりするんですけれどそうすると 鳥の声が聞こえたりとかして。 いや これはね それは俳句の特権でね「うそつきは俳人の始まり」って言うじゃない?ハハハハ そうなんですか。 ああ 鳥と魚は なかなか実物を見るチャンスが少ないからね。