お願い編集長 100分de名著 ブッダ 最期のことば<全4回>

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この番組のまとめ

ブッダが いなくなったあと亡くなったあとにどうやって 仏教を維持していったらよいかという挫折をきっかけに仏教研究を始めました。 理系の論理的な視点を取り入れながらブッダの教えを科学的に検証する異色の仏教学者です。 もともと日本は もう全て大乗仏教の国ですから我々が仏教と言ったらもう 大乗仏教しか周りにないんです。 例えば 釈の仏教というのはどこにあるかというと今のスリランカや それから東南アジアのあの 黄色い衣を着て鉢を持って 歩いておられるあのお坊様たちの世界は釈の仏教です。

肉体の苦行ののち 瞑想に入り煩悩と闘ったシッダッタは80歳で涅槃に入ります。 そして 最後の「僧」これは 「サンガ」と呼ばれる自己鍛錬のための組織を指します。 ブッダを信頼し その教えに従いサンガを維持する事が一番大切だとブッダは教えたのです。 自己鍛錬を 長い期間 着実に積み重ねていく事ができるとブッダは考えていたのです。

ブッダが そう答えるとマガダ国の大臣は比丘というのは出家した修行者の事ですが要するに 決め事はメンバー全員が参加する会議で民主的に決めよという事です。 その集まりが 時代と共にブッダが亡くなってしまえば決められた法律に従って法治主義で その組織を維持していけという事です。 ブッダ 最期の言葉をまとめた…死の直前弟子たちは不安に駆られこれから 何を道しるべにして生きればよいのかとうろたえました。 第2回は自分自身との向き合い方をブッダの最期の言葉からひもときます。

今回も ブッダ解説者のシッタッタさんとそのアシスタントのアッシジさんにアーナンダは 何人もの亡くなった修行者の名を挙げ彼らは ちゃんと涅槃に入ったのかと ブッダに聞きました。 ブッダがいなくても 涅槃への道がちゃんと保証されているか自分で判断できる基準「法鏡」を教えたのです。 その 涅槃に行く方法のインストラクターとしての ブッダから何を基準に修行していったらよいかというその問いに対する答えなんですね。

そういう組織が 中で何か トラブルを起こしたら必ず その組織自身が浄化しなければならんという事なんです。 この言葉は 「自灯明法灯明」というブッダの教えの一つです。 不安がる アーナンダに対しあれは「自灯明法灯明」という有名な遺言。 それが 今 おっしゃったとおり自灯明法灯明と言うんですから「自灯明ブッダ灯明」とは言わないです。 そして もう一つは「自」自灯明ですから自というのもあります。

それから この世の存在要素全てというのはこの中に 「私」が含まれているという間違った考え方。 つまり 「私」という存在は実際は いろんな要素のただの集合体にすぎないのにそれが一つの絶対的な要素として世の中に存在してるという考え方 これも間違い。 そして この世の全ての存在要素のどこを探しても「これが私です」という本体はないという事を認識せよという事です。

今回も ブッダ解説者のスリラッタ・シッタッタさんとそのアシスタントのアッシジさんに再現して頂きます。 悪魔の思惑どおり ブッダが これ以上長生きする道は断ち切られ3か月後にブッダは死ぬ事になりました。 しかし ブッダはその画策を利用して逆に 諸行無常という事を人々に示すためにあえて そのマーラの甘言に乗って涅槃に入ったんだと。

でも ず~っと嫌な事ばっかあるな俺の人生という時でもだから これすらも終わるかもしれないし諸行無常って 悲しい方だけじゃないんですね そうすると。 現実は諸行無常なんですが私たちは それを諸行無常だとは見ないわけです。 視点を変えて 世界観を変えて…「三十七菩提分法」とは37種類の修行方法の事です。 パーヴァー村へ移動した ブッダはスーカラ・マッダヴァを食べた ブッダは食中毒に かかってしまいます。

在家信者とは書いてありますけどこれは一般社会という事。 でも この人たちは特別な生き方をするわけですから一般社会の中で 仕事をして暮らす事ができません。 という事は生きていく道がありませんので一般社会から お布施によって養ってもらわなければいけない。 社会の 一般の経済世界の中に入っていない人たちが例えばビッグバンの研究をするなんていう全く 世俗を離れた事をやる人がいる。

ブッダの遺言の書とも言える「涅槃経」。 さて今月は ブッダの最期の言葉を記した「涅槃経」。 今回は いよいよブッダが涅槃に入ります。 今回 ブッダは涅槃に入ります。 その涅槃の時の様子とそれから その涅槃ブッダの死を受け止めた弟子たちの様子についてお話をしていきます。 さあ では いよいよブッダの死涅槃直前の様子についてご覧下さい。 ブッダは 大勢の弟子たちと共に涅槃の場所となる クシナーラーに向かいます。

何か 本当に思いもかけないこんな交友関係がこの人にはあったのかあっ こんな一面もあったのかというのがそこで こう集まってきて何か さみしいんだけれども沙羅双樹のもとで横たわるブッダにいよいよ涅槃の時が近づいてきました。 僧侶の組織であるサンガの修行者たちに上下関係をはっきりさせなさいと命じたのです。 「上下関係」といっても能力主義ではなく年功序列を意味していました。 サンガ内で能力主義を取り入れると権力闘争が起こってしまいます。 そうしますと…ですから サンガの中では 絶対に権力闘争が起こらないんです。

この 本来変えなきゃいけないような事を無理やり 変えようとするのに諸行は無常だから流れていくと自分にとって変えてはいけないものは何で変えてもいいものもしくは変えるべきものは何は整理整頓していいかなっていう。 これは もちろん諸行無常です。 だから お前たちしっかりと人間として生まれてブッダの教えに出会ったんだからそのチャンスを無駄にする事なく諸行無常の中で 一生懸命修行せよと言ってる事です。 改めて ブッダの教え諸行無常の道理を弟子たちに説きその場を収めました。