100分de名著 スピノザ“エチカ” 第4回「真理」

戻る
【スポンサーリンク】

この番組のまとめ

哲学者スピノザの特徴が色濃くあらわれているのが「真理」についての考え方です。 そこには 近代の社会が選ばなかったスピノザの深い人間への洞察がありました。 スピノザの哲学から人が幸せに生きる道に迫ります。 ♪~「100分de名著」 司会の…今月は スピノザの「エチカ」を取り上げています。 そうですね これまで 善悪とか活動能力の増大とか まあ自由とかね「エチカ」のイメージを作っていってるんじゃないかなということをまあ 期待してますけれどもね。

このスピノザの考え方の特徴をねちょっと考える時にまあ 比較してみるといい哲学者がいるんですけどスピノザより ちょっと年上のデカルトという大変有名な哲学者ですね。 スピノザにも大きな影響を与えた哲学者ルネ・デカルト。 そのエビデンスをもって 証明して真理を みんなで共有するっていうこれは 科学の基本だしとっても大切なんだけれどもそれだけでは分からないしそれは実は扱えるものは狭いんですよね。

だから 何か自分自身が 主体として変化・変容することによって初めて到達できる水準があって初めて受け取れるようになるものがあるっていうのがスピノザの この真理観なんですよね。 他の人とか 他のものとかを知ることは世界を知ることは自分を知ることにつながって 自分のなぜかっていうと自分の認識する能力を同時に理解していくからということは どんどんどんどん…というのがスピノザの すごく特徴だと思いますね。 例えば スピノザと同世代のホッブズっていう哲学者なんかはそういう哲学者ですね。