地球ドラマチック「コロッセオで大実験!世界遺産の舞台裏」

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この番組のまとめ

古代ローマの記録にはコロッセオでの見せ物が いかにおぞましいものであったかが詳しく記されています。 模擬海戦用の水をコロッセオに引き込むための極めて高度な技術を発見しました。 世界遺産である現代のコロッセオに古代の舞台装置がよみがえります。 コロッセオは ローマ帝国の栄光の象徴であると同時に人々の暴力性を物語る巨大建造物です。 建設された当時コロッセオの人々への影響力は絶大なものでした。 コロッセオの内側では5万人の観客が血生臭い見せ物に喝采を送りました。

コロッセオの近くに 長年放置されその碑文の下に 別の文字が隠れている事に気付きました。 皇帝は即位した翌年コロッセオの建設を命じました。 皇帝ウェスパシアヌスの狙いがありました。 そしてついに元老院を味方につけて力を得たのが軍人のウェスパシアヌスでした。 皇帝の座に就いたウェスパシアヌスは先代ネロとの違いを印象づけるためネロの宮殿を取り壊し跡地に公共の建物を建てさせました。 それが 血生臭い娯楽施設コロッセオでした。 コロッセオに詰めかけ熱狂する観衆は5万人に上りました。

かつてのコロッセオの壮麗な姿はローマ帝国で鋳造された硬貨やさまざまな彫刻から知る事ができます。 コロッセオを完成に導いたのは息子である次の皇帝ティトゥスでした。 詩人マルティアリスがとりわけ驚いたのは舞台に水を張って船同士を戦わせる演目模擬海戦でした。 マルティアリスは死者の多さよりも舞台を海のように変える演出に驚いています。 更に コロッセオの舞台の周りでも40個の水道管を見つけました。

技術者たちは 相談の末長さ60メートルのクレーンでエレベーターを持ち上げ重さ1トン以上の塊が落下して世界遺産のコロッセオに損傷を与えかねません。 頭蓋骨の穴は剣闘士の試合で使われた武器命を落としたのは かぶとを着けた方だったのでしょう。 カンツは剣闘士の骨をすり潰して粉にし液体に加工したものを発光分光計という機器にかける事にしました。 それはストロンチウムというカルシウムに似たミネラルを多く含む事を表します。 ストロンチウムは強い骨の形成に欠かせません。