デザイン トークス+(プラス)「アシンメトリー(非対称)」

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この番組のまとめ

アシンメトリーというのは日本美の特質の一つなんじゃないかなというふうに思うんですね。 華道 未生流笹岡の家元笹岡隆甫さん。 中でも未生流笹岡が得意とするのはその一つがアシンメトリーのデザインです。 こちらと また 室町時代からある左右のバランスを崩すと面白いデザインができますよ左右非対称がいいですよというふうな考え方を踏襲していわば古典式の盛花というのを提案した。 未生流笹岡では こうした花枝の長さや配置 角度が描かれた寸法表を用います。

直角二等辺三角形を描くように長さを変えていきなさいというふうに…。 なるほど!ここに 直角二等辺三角形が見えてくるんですよと。 いわゆる まあ 西洋でいわれてるフラワーアレンジメントっていうのはもうすでに花の咲いた状態でのプレゼンテーションっていうのが多かったりすると思うんですよ。 シンメトリーの完成された美というのはフラワーアレンジメントでよく作りますけれども最高の瞬間を演出するというふうな発想ですから時間がたつということを計算には入れてないですよね。

続いては プロダクトデザインのアシンメトリーをご紹介します。 世界的に活躍する…澄川さんは これまでにリオ五輪で採用されたスタイリッシュな卓球台をはじめイルカをモチーフにした陶器や水の波紋のようなバスタブなどカーブを巧みに使った斬新なデザインを手がけています。 中でも非対称にこだわってデザインしたのがこちらのプロダクト。 こうした非対称な形を美しく見せるデザインポイントはそのバランスにあるといいます。 やはり シンメトリーにはシンメトリーの美しさアシンメトリーにはアシンメトリーの美しさがある。

そうすると そこにアシンメトリーが出てくるんですよ。 例えば お寺の建築というのは基本的には 宗教建築って永続性が大事なので完成されたシンメトリーを好む。 これは 正面から見るとアシンメトリーですよね。 建築なのに アシンメトリーを作っている。 ゆがんだ襟に 笑みがこぼれるようなファッションを通して楽しいコミュニケーションが生まれる新しい織部の世界です。 アシンメトリーの服を多く手がけています。 どこのショップに行ってもアシンメトリーのものが すごい多くて。