NHK俳句 題「蜆(しじみ)」

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この番組のまとめ

2月の二十四節気は 「立春」と「雨水」。 ずっと やってまいりまして今 寒い盛りを過ぎまして「大寒」の一番最後が 節分の日翌日が もう「立春」なんですね。 それから しばらくすると今度 「雨水」という二十四節気の一つ。 「雨水」がまいります。 「雨水」っていうのは?ちょっと あんまりなじみがない?はい。 「雨水」。 「雨水」っていうのはね 雪が だんだん雨に変わってくるといいましょうか。 このころからがもう季語が 早春の季語になるわけ。 その「雨水」を詠んだ俳句が…。

宇多喜代子選 入選九句です。 この「蒼茫」っていうのは青い 深い青が広々としてる風景なんです。 そこに 蜆を取る舟が浮かんでるっていうから非常に端正に出来てて格調が高い句だと思います。 非常に風景がよく出てますね。 数えていくと十七文字で出来てる句です。 飲む時に目の前に 「ああ 小宇宙が…」。 あと 蜆も いろいろいろんなところを巡ってきて今 おわんの中でひたっているみたいな壮大な宇宙の物語の一つっていう感じもしました。

先生に質問って… 「先生は この句実感ありますでしょうか」っていう質問があるんですけどどうですか? 先生。 蜆… やっぱり蜆汁を飲んで活力が湧いたんでしょうね。 だって 北斎と蜆汁をぶつけるなんて。 ともすれば 北斎は蜆汁の絵も描いていたんじゃないかと思わせるような…。 十三蜆っていうのは 青森のね津軽の十三湖という湖がある。 それをね当然 その津軽弁で売るでしょ。 …を津軽弁丸出しで売るっていうところがまた 地元な感じがして すごく…。 以上が入選句でした。 こちらの九句が本日の入選句です。

これ 先ほど 私も申しましたけれども宇宙だなっていうことにハッと気付いて ほんとに共感できた。 決して大宇宙じゃなくて蜆なりの まとまった世界が出てるっていうことですね。 では いよいよ宇多さんの三席の発表です。 以上が今週の特選でした。 でも 蜆 あの貝殻の音とかおわんの中の世界とかね好評です。 蜆は 淡水の貝ですけどもほかにも海の貝で青饅を。 青饅ですか。 これ 私 これはね青饅っていうんですけどね酢みそなんかはそういうものは ご自分でうちんちは ちょっと酸っぱいのが好きなのが多いんだとかね。