日本の話芸 林家木久扇 落語「昭和芸能史」

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この番組のまとめ

一席やって「お後がよろしいようで」って下がっていっちゃうもんだと思っておりましたら怪談芝居噺というのをおやりになる師匠だったんですね。 こう… 何か人に すがりつきそうな格好をするから幽霊をやることになったんですけどあの~ 失敗があるもんでございまして何だか ヨーグルトみたいなたくあんのような不思議な味がしましてねそれ かぶってで あの… 怪談噺っていうのは2体出るんですね高座に1体とそれから客席に隠れている幽霊と2つあるんです。

で 私をかわいがると番頭さんが面倒見ますとねうちの親父が 大変機嫌がよくなるんでで 小さい時から「鞍馬天狗」とか「丹下左膳」とかそういうのを見せられまして育ちましてで この間の空襲でうちは昭和20年の3月10日に焼けてしまいまして爆弾が落ちましてねで 荻窪っていう所におばさん頼って引っ越しまして今度は雑貨の小売商をやるようになりましてね今のコンビニみたいなもんでございます。 お正月映画なんか 昔のお正月映画その西荻館っていう映画館は3番館なんですよね。

真ん中に 悠々と座っております月形龍之介 かっこよかったですね。 びっくりいたしまして月形龍之介が 立ち上がりまして障子を開けます。 久松小学校っていうところに入っておりましてねおばあちゃんの手ぇ引いてあっちこっちに爆弾が落ちますからで うちのおばあちゃんはきれい好きですからピカピカに から拭きしてあるんですけど電気の知識は あんまりないですからラジオ ひねりますとNHKのね 空襲警報 警戒警報「とう… ぱ… お お お はん よほうてきら… に に お… あり。