』って弱音を吐いて」♪「いつも逃げてばかりだった」♪「『野球じゃ三回の裏がまだ終わったばかり』」♪「と励ましてくれた君がいた」♪「ほかの誰でもない」♪「僕しか自分に勝てない」♪「でも１人じゃない」♪「仲間がいる」♪「この先のピンチはもう怖くない」♪「夢を追う中で壁にぶつかり」♪「その度にまた夢を語った」♪「何度も何度も」♪「あきらめかけた」♪「でも君とまた走り出そう」親父さんは昔甲子園行ったぐらいの野球経験者で…マンツーマンで低学年から卜部を厳しく育てた…。
あっ…？卜部が やめちまうんじゃバント練習の相手がいなくなるんだよな。 こうなったら…！僕がバッティングピッチャーに頼む！ 松原以外に いないんだ！そっ そんな…。 僕なんかじゃなくて卜部君がいるよね？いやあいつ退団するらしくてさ。 えっあの卜部がそれで本当に東斗に勝てるの？分かんないけど…とにかく練習するしかないだろそっか… でも ごめん。 ねえ 木村君たちに連絡取ってみる？卜部君が やめるのが本当ならゲームなんかやってる場合じゃないかも…。
誰かに バントのしかた教わってないの？もしかして 自己流？はっ… バントなんて ずっと野球見てたんだから分かるよ。 つか これじゃバットコントロールできねえじゃん！卜部君 お願い。 ボールを強めに転がすプッシュバントは足を前に移動させる事で押し込むの。 あっ…はあ ふざけんな！やってやるよ！眉村道塁からヒットを打つにはバントしかないんだよ！卜部！心の声脇を しめて バットを体に近づけて固定。