100分de名著 オルテガ“大衆の反逆” 第4回「“保守”とは何か」

戻る
【スポンサーリンク】

この番組のまとめ

革新っていうのは近代的な思想で賢い人の理性によって何か ビジョンのようなものをつくりそのために設計的にですねどんどん合理的に 社会をつくっていけば理想社会に到達するんだ。 保守の思想っていうのは 本来はそういうような人間の理性っていうものに対してそれは万能なんでしょうかと。 じゃあ そのオルテガの思想の幹のようになってる 保守の思想ですねこれを少し オルテガ以外の近代の思想家の中に探りながらイギリス人 バークによる「フランス革命についての省察」。

革命後のフランスの民主主義が崩壊状態にあることに深く心を痛め…トクヴィルは次のように厳しく批判しています。 トクヴィルは やはりフランス革命のあとのナポレオンの専制政治を経験したフランス人なんですね。 フランスでは もう既にナポレオンの政治がありそれから100年後の時代に生きたオルテガはまさに 大衆の時代っていうのに直面しそれに あらがおうとしたということなんだろうと思います。

パットナムはボンディングとブリッジングという概念を提示していました。 ボンディングというのは非常に強い絆関係ですね。 伝統的な共同体というふうに考えていいと思いますけれども確かに これ意味があったんだと思います。 みんなが感じてきた伝統的共同体に対する いらだちとか不安という問題だったんだろうと思うんですね。 じゃあ 今 どうしたらいいのかというのがパットナムの問いなんですね。 その時に もう一つ重要なのがこのブリッジングというものである。