100分de名著 オルテガ“大衆の反逆” 第4回「“保守”とは何か」

戻る
【スポンサーリンク】

この番組のまとめ

じゃあ そのオルテガの思想の幹のようになってる 保守の思想ですねこれを少し オルテガ以外の近代の思想家の中に探りながら今日は オルテガを位置づけたいなというふうに思っています。 さあ では まず時代はオルテガの時代から 150年前フランス革命の頃に遡ります。 近代保守思想は フランス革命に対する懐疑から始まりました。

トクヴィルは たとえとんでもない指導者が選ばれてもデモクラシーがしっかりと機能する要素がアメリカ社会にあるのではと考えるようになります。 そこでの合意形成のプロセスこそが「良き社会」を構築し生きる価値へと つながってゆくのだとトクヴィルは考えました。 人種差別とかですね隔離政策とかですね こういう…最近あのトランプ大統領が出てきた時にこれに似てるんじゃないかということでアメリカでは大変話題になったりしたそんな人物なんですけれども。

アメリカの政治学者ロバート・パットナムはかつては どこの地方都市でもボウリング・リーグがあって地域の人たちがリーグ戦を楽しんでいた。 もう一度 中間領域をつくり直し人と人との つながりを分厚くする必要があるというのがパットナムの主張です。 その中間領域が分厚ければ分厚いほど民主制は うまくいくのだとパットナムは考えました。 パットナムはボンディングとブリッジングという概念を提示していました。