TVシンポジウム「“田園回帰”で農村がよみがえる」

戻る
【スポンサーリンク】

この番組のまとめ

若い世代の移住者を定着させ地域活性化につなげていくためにはどうすればよいのでしょうか?♪~今年2月 広島市で 地方への移住と地域活性化について考えるシンポジウムが開かれました。 高度経済成長の時代若い人たちが仕事を求めて地方から都市へ どんどん出ていきました。 私自身は 移住者でもありますので移住者目線で言うと最近 やっぱり 若者の価値が多様化している中で都市部だけが人生っていうか住む所ではないと。

地方への移住や地方暮らしのサポートを行うNPO移住に関する相談や問い合わせが徐々に増え5年前 このセンターに窓口を置いている自治体は5つしかありませんでした。 しかし 現在はほとんどの自治体が職員を配置し未経験者のための研修もあり農村に移住を希望する人たちを後押ししています。

やはり そこにある生活文化東京にはない暮らしをですね 求めて地方に目を向け始めて実際に移住を始めた。 そのときは どちらかというと消極的な移住希望者が多かったのが特徴です。 東京にいても仕事がないから地方に行って農業でもしようかなという消極的な相談が増えて。 それに対してじゃあ 人口減少対策として移住者の受け入れをやっていこうという自治体が急激に増え始めたのがこの2015年以降なんですね。

それから リストラもあるし非正規雇用もあるので将来 ずっと安定的かなっていうと疑問であると。 「多業」とか「副業」というふうにいいますけれどやはり 一つの仕事では 例えば10万 15万ぐらいしか稼げないけれど例えば 軸にある農業をベースにして加工して 食べていくとかですねあるいは 床張りをやったりとか農家民宿をやったりゲストハウスをやったりということで一つの仕事に付随するものでトータルで食べていく。 あれですよね 日本の農業で大規模専業で生きていくなんてことはほとんど 過去主流になったことはありませんし。

先ほどからお話 出ておりますけれども松嶋さんが移り住まれました周防大島のVTRから ご覧ください。 移住者によって 地域の経済が活性化した町があります。 山口県東南部瀬戸内海に浮かぶ周防大島町。 カフェも併設しジャムを使ったオリジナル料理や日本では見たことのない多彩なジャムと出会いたちまち魅了されました。 島で70年続く 老舗の餅店では松嶋さんのジャムでジャム大福を開発。 こちらは地元の中学生のアイデアから生まれたジャム入りココナッツあんパン。

で 周防大島では起業家教育っていう中で中学2年生とかになるとですね秋のお祭りでワンブース持たされてそこで どんなことをやってもいいからお金をもうけろと。 あの それ… 長期的に考えると一番 それが定着して持続すると思いますけど周防大島の場合には松嶋さんがいるからみんな まねしようっていうモデルがそこにいて何より教えるよりも 現物がいる…現実の人がいるからそれが教材になるんです。

いわゆる人口減少だから移住者を受け入れるっていう話ではなくてやはり この地域をどうしていきたいんだというそういった思いを持っている人がずっと地域にいてその活動の中で例えば 交流事業グリーンツーリズム的なことをやってきたり。 そんなことが経験上あってですねさあ ここまでですね移り住む側そして受け入れ側と話をしてまいりましたけれども移住者の方を受け入れるということはその地域に新しい価値観ですね価値観を入れることのように思うんですね。

住民は こぞって空き家をレストランや宿泊施設に改修し同じく移住者だったフランチェスカさんと結婚し農業にも良い影響を与えているといいます。 バチスタさんはチャロッカさんに期待を込め生産組合の会長職を譲りました。 イタリアの農村では昔ながらの素朴な伝統や文化が地震があったんですね。 今 お見せした宿はですね北イタリアのセメント会社の御曹子がですね自分でお金を出して85% 空き家だった所をですね3分の1ぐらい買い進めて改装していったんですね。

移住者側の目線でいうと私 去年の10月に妻の実家のお寺を継がせていただいてただ 妻が住職で 私が坊守でですね妻のほうが偉いんですけど。 そこに すごい…こんな ぜいたくってあるのかなとやっぱり 移住者のそういう新しいチャレンジをですね寛容に受け入れていくような施策とかを皆さんで進めていただけるともっともっと 日本の地方って面白くなるんじゃないかなと思っております。