100分de名著 夏目漱石スペシャル 第1回「“三四郎”と歩行のゆくえ」

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この番組のまとめ

国民的作家 夏目漱石。 「100分de名著」今月は「夏目漱石スペシャル」。 夏目漱石といいますとその作品 100年以上 読まれて愛されてきているわけですけども阿部さんは その理由というか魅力どこにあるとお考えですか?漱石 いろんな人の悩みを引き受けるお悩み引受人みたいなところがある人で非常に面白い人であると。 まあ 三四郎っていうのは主人公としてちょっと独特の持ち味がある人で単純に言うと いろいろな意味で読者が応援したくなる人なんですね。 三四郎は 名古屋で1泊します。

あるいは 我々読者が まあ放り込まれるそういう展開というのは時々 ありますけどもただ それが三四郎自身の世界とのつきあい方をすごく よく示してるってところが大事かなと思いますね。 題名 タイトルは「三四郎」というストレートに 主人公の名前ですけれどもこれも特徴の一つですか?まあ既に そのタイトルに人の名前が付いてるっていうだけであ これは この人が大人になってく様子を書くのかなっていうふうに読者に何となく想像させる。

さて 三四郎というと恋心を抱いた美子ですけれどもその後 美子との関係はどうなったのかご覧頂きましょう。 その後 三四郎は 美子が近々 結婚する予定であることを知りもう一度 会いに行きます。 だから 三四郎この目から見てどういうふうに美子が映えるかっていうところがやっぱり漱石としても 一番関心があったところだとは思うんですね。 漱石は この小説「三四郎」で何を伝えたかったと お考えですか?それは あれですよね やっぱり…世界。