江戸時代に描かれた これらの作品は自由で斬新なものばかり。 これが 美術史家の 惟雄さんが50年ほど前に発表した 「奇想の系譜」。 さあ では 奇想の画家たちはなぜ 忘れ去られそして どのように再発見されたのか早速ご覧頂きましょう。 「もうじき この2点は アメリカ人に買われて行ってしまうのだからそういう正当的な江戸時代絵画の枠を超えているその新鮮さには打たれたところがありますね。 グロテスクな絵巻物で知られる岩佐又兵衛。 一族皆殺しの憂き目に遭う中又兵衛は かろうじて生き延びます。
先生に最初に会ったのはもう40年ぐらい前になりますけれども本当に 江戸時代の絵画史を書き換えることになった 名著だと思います。 先生が導火線に火をつけたんだけれどもそれが本当に大爆発するまでに何十年かかかったわけですけどそれを 我々のような後の世代がその導火線の火を絶やさないように研究を続けてきて今の江戸絵画ブームみたいなものが生まれた。 今 先生の さんの先見性ということおっしゃいましたけれどよく考えてみると VTRを見てね忘れられていた画家と偶然出会ってそこで これはすごいと思ったという。
まあ 江戸時代太平の世が続いているわけですけれどもだけど そういう中にあってそういう因習の殻を打ち破りたいみたいな意識が出てきた時代なんですね18世紀の半ばっていうのはね。 禅の布教に生涯をささげた江戸時代中期の僧侶 白隠。 昭和で藤井千秋っていう少女ものを描いてる児童画家っていうのかなその画家がいらしてその人 僕は昔から興味を持っててその一部を借りて。 本当に表現の本質を見抜くっていうことの大切さっていうのをこの展覧会通じて感じて頂けると僕は非常にうれしいですよね。