しかし 夏目漱石の私生活は波乱に富んだものでした。 え~ はやい!その まさに 三四郎って僕の印象は生き生きとしてるしこれは別に… 漱石は実際胃潰瘍を患っていましたがその闘病を書いた小説という意味ではなくて…胃弱の症状というのを考えてみると…まず 「道草」どんな内容か見ていきましょう。 で こう 澱のように蓄積したものがとりあえず 一番漱石としては意識しやすいこの「元養父」っていう存在に とりあえず「形」を与えられて 表現できたと。
健三も漱石自身をかなりモデルにした形で言った方がいいよそりゃ言った方がいいんだけど「あんたは いつもこうだ」っていってへそ曲げるけど次の日からは 何ともなくなって結局 共白髪まで添い遂げましたっていう人生を僕は それほど悪い夫婦関係だとは思わないんですけどこれ どっちに書かれてるんですかね?この方が かえって率直なように見えるっていう場合もあると思うしだって この時に漱石は自分のかみさんとのやり取りの中で自分が言葉が足りないシーンが分かってるからこれをちゃんと作品に書けるわけですよね。
だから結構 この健三っていう人は自分自身と どうつきあうかで 実は苦労してる人だと思うんですけどもそれが決して片付かないっていう感想には紛れ込んでるのかなって気もしてます。 健三からするとね その 法律上はとか理屈で言えば片付いたはずだが自分の この嫌な予感とか被害妄想とか過剰な分析力みたいなものからするとそうですね 今の「良心のかしゃく」というのがすごく大事で漱石特有の妙な罪悪感というのが常にあるわけですね。