先人たちの底力 知恵泉「立川談志のダンディズム(後編)豪快教育術」

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この番組のまとめ

何々…? 今のいくやつじゃないの?今の いくやつだよね?談志と違い弟子を持たないバカリズムさん。 縦社会のしきたりに縛られない視点から教育者 立川談志の知恵を一体 どう読み解くのでしょうか。 ということは 怒られてる方は俺は 今 立川談志に怒られてるんだっていう実感がありますもんね。 で 練馬の庭に これを横にして土をかけてっていうそういう保存方法してるところに私は知らないからそれに水 かけたんですよ。 さあ 今日はね その談志さんがどんなふうにねお弟子さんたちと向き合っていったのか。

1983年 47歳の時 談志は弟子の昇進にまつわる ある事件を巡って落語協会を脱退します。 真打に昇進して5年目 31歳で初めて自分の弟子を迎えて以来談志は 熱心に弟子を育てました。 下積みの「前座」から「二ツ目」への昇進基準は古典落語 50席を覚えること。 天野宮内右衛門景貫 芦田下野の…」。 「芦田」!「芦田下野の」。 「芦田」!「芦田下野」。 「芦田下野の…」。

ねえ 落語っていうものにそれを仕事にする以上そういう こう 所作なんかは踊りの所作を分かっていた方が絶対 これは ためになるしっていうその基本の素養を談志は求めているわけで完成品を求めているわけじゃないですね。 で きちんと仕事ができるようになって仕事取ってこられるようになってっていうのが本来なんですけどその試験をクリアしなくちゃいけないっていうのがね これが大変なんですよ。

あえて そういう課題を課すというかそこで こう 何か見極めてるところもあるっていう?結果的に 統計的にやっぱ 結局 センスのいいやつってお菓子のセンスもいいなっていうことだったんですけど。 一歩間違ったらハラスメント話になっちゃうところだけれどもそこの さじ加減というかね兼ね合いですよね。 まあ でも お互い信頼関係があればこの後輩は大丈夫だろうみたいなのはお互いの中で まあ そうですね分かっててやってることだったりすればいいんじゃないですかね。

談志の圧倒的な芸と強烈な個性に憧れた弟子たちはまず 少しでも談志の価値観に近づこうとします。 談志を喜ばせろとは一体 どういうことでしょうか?弟子の立川生志さんは修業時代を振り返りふだんそんなには殴ったりする人ではないけど酔っぱらってる勢いがあって…一方で 談志は 弟子一人一人の特徴を実によく見ていました。 談志の取材に弟子が同行した時のことです。 「俺を喜ばせろ」とは談志も感心するような成長を弟子が見せてくれること。