こちらは 中田さんの写真集「京都 春夏秋冬 季節のことば」です。 季語と俳句と写真をコラボレーションした写真集なんですよね。 二十四節気っていう季節の切り方がありますけれどもそれをもとにですね 作らせて頂きました。 二十四節気って今おっしゃいましたけども二十四節気をテーマにお撮りになってる写真の中で本当ですね 葉っぱも 少しになってて。 今月からの第3週は「京ごよみ彩時記」をテーマに京都の祭りや食伝統工芸と季節の関わりについて学んでいきたいと思っています。
やすらい祭は 江戸時代に作られた「都名所図会」にも載っているそうです。 それと 後ろがやっぱ 疫神社なんですけれどもやはり疫神社の前で踊って頂くというのが私の写真の狙いだったんですけれどもまあ この時は うまくいったんですね。 今日は 中田さんに「落花」のお写真を持ってきて頂きました。 これは鞍馬寺の雲珠桜っていうんですけれども何か馬具のお尻の方に玉みたいな飾りがあるんですけれどもこの桜吹雪を上手に撮る方法ってあるんでしょうか? カメラで。
これは 大きなお堂ではなくて小さなお堂を開けた瞬間にフワ~っと こう光とともに落花が舞い込んでその落花の中に観音様が立ってらっしゃるというねまさしく シャッターチャンスを合わせたような一句ではないかと思います。 「目瞑る」という言葉が大変よく働いていて落花を浴びるのは 落花を十分に味わうためなんですけどでも 十分に味わうために目を閉じたら危うい気がしたっていうね。 だから 不安と 何かこう十分に味わいたいっていうそういう2つの気持ちを相反する気持ちを一句の中に上手に表現されたと思います。
中田さん どの句が一番お好きでした?私は もうすばらしい句ばっかりだったんですけれども8番の「落花浴ぶ目瞑るといふ危ふさに」という句がですね非常に印象に残りましたですけれどもね。 本日 ご紹介した入選句とそのほかの佳作の作品は「NHK俳句」テキストに掲載されます。 今言った… やっぱり北山が 私 好きなのでだから 鞍馬山っていうのは京都の守護神というか北を守っているお寺なもんですから時々 訪れてそれぞれ季節を楽しむんですけど雲珠桜の季節にはまだ あまり行けてないので 是非 是非。