シンポジウムのパネリストは世界の最先端を走る注目分野の研究者たち。 松尾さんにとってイノベーションとは何でしょうか?この10年で 飛躍的に進歩したディープラーニングを応用して全く新しい認識システムを生み出そうとしています。 それがイノベーションだと思っていてなので そのための道具がゲノム編集技術だというふうに考えています。 西田さんは ゲノム編集を更に発展させてTarget−AIDという技術を開発しました。 そして 航空管制システムを研究している海上・港湾・航空技術研究所の主幹研究員 伊藤恵理さんです。
その中で感じるのはですね科学技術の中での革新的なアイデアが実現するイノベーションと社会の中で それが実現するスピードっていうのはすごく違うなというところです。 このようにですねレーダー画面を監視して航空交通を整理してる管制官が気付かない程度にですね航空機が少しずつ 少しずつ 速度を調整しながら自ら交通整理ができたらどうなるだろうというアイデアです。
この表は 2003年以降の科学技術の論文数の国際比較です。 さあ こうした論文の国際比較から見た日本の課題存在感の低下についてなんですが暦本さんはどのようにお考えになられますか?すごく重要な問題が振られてきましたけれども皆さんって 広い意味で研究とか開発したい将来 してみたいなって方どのぐらい いらっしゃいますかね。 そんな中 どうすれば独創的な研究を行いイノベーションを起こしていけるのかパネリストたちにヒントを聞きます。
こちらは 今大会初出場栃木県代表の宇都宮女子高等学校です。 宇都宮女子校のチームはジャイロに使うDVDの枚数にこだわりました。 そうですね… 宇宙のプロジェクト宇宙っていうのは やっぱり人類のフロンティアでそこに行って 新しいものを発見するそういうところはすごく大事だと思います。
僕は 以前 スタンフォードにいまして2005年から2007年にいたんですけれどもシリコンバレーは 本当に その…大学での研究と産業が一体になって進んでいて例えば 当時 グーグルとかヤフーの人が検索エンジンの作り方っていう授業を大学の中でやるんですよね。
コンピューターばっかり見てる人はあんまりアイデア出なくってお医者さんと一緒に見てあっ こういうとこってこう使えるんじゃないかみたいに思うとかっていうところにすごく可能性があるのでむしろ その何て言うんでしょう自分のやってる研究領域から境界を越えて向こうの世界に行ってそこの人と協働するみたいなところがやっぱ イノベーションの源泉だと思います。
そういうのを人工知能とかで解決するとか自動運転は 人工知能と関わってきたりするんでしょうか?松尾さん いかがでしょうか?はい。
例えば情報弱者のための情報提供ってこともできると思いますし地域で過疎化しているところに対する技術によって その問題を解決していくっていうようなのもそれもイノベーションだと思うんですよね。
自分にしか思いつかないことっていうのは…あるいは 全く ちょっと違う組み合わせ自分の専門分野っていうのがあるんだけれどもそれとは ちょっと違う専門分野普通だと なかなか起こりえないような組み合わせっていうのを組み合わせてみると実は 非常に面白いんじゃないかとか。