担当の山下武志先生によると心臓病を持つ患者ががんになるということは大変なことだといいます。 医師は手術を勧めますが心臓病を考えるととても適切な意見とは思えなかったなかにしさん。 やむをえず標準治療といわれる抗がん剤と放射線治療を選択することにしたのです。 なかにしさんは 妻の由利子さんと2人で再び治療法を探し始めます。 早速 陽子線治療を行っている病院に連絡を取り 診察を受けた なかにしさん。 自ら必死に見つけ出した陽子線治療。
その精神的負担も抱えながら前向きに陽子線治療にまで行き着くというのが なかなかおできにならないことだと… やっぱり強じんな性格で いらっしゃるから。 ソ連軍の満州侵攻で1年余りに及ぶ逃避行が始まります。 ご自身を強くしたなというような何か原点にあったような出来事というと何でしょうか?やっぱりね乗せてくれというね避難民開拓団の人たちを偶然だけが僕を助けたんじゃなくて僕の中の邪悪なものがね大変 影響を与えてくれたし。
歌謡曲の作詞家として活躍するなかにしさんがこの執筆活動で少しずつ元気を取り戻した なかにしさん。 病人である自分というもう一人の自分という友を得てそこで どうやって語り合いながら自分の人生を振り返ったりねいろんなことをしながら時間を過ごすかってことはそういうようなこととか風のそよぎなんかも要するにもの書くというのはね過去になかった1行を書くってことだから盗作もできないし何しろ 新しいものを生み出すわけでしょ。