二句切れとか 三句切れとか恐らく あれは昔 短歌を 声を出して歌い上げていた時に息をキュッと止めた部分だと思うんですね。 そういう ちょっと変わった少女の話なんですけど多分作者は お若いですので 古典の授業で「虫めづる姫君」の話を聞いてああ 千年前にも 今の自分と同じようなちょっと変わった趣味を持ったちょっと変な少女がいたんだな。 篠井さん いかがですか?これも 皆さんご経験が おありになるような一日頑張った自分が マスクを畳むことによって お疲れさまっていう切り取った日常の情景がとっても すてきですね。
そういうリズミカルな感じが春の喜びの 心躍りっていうかそういうところとシンクロしている感じなんでしょうね。 大辻さんが出会った おすすめの現代短歌今日の一首を お願い致します。 その明滅と自分の呼吸 吐く息吸う息のリズムがシンクロナイズして共振した。 すごく静謐で静かでそして深い自己共振自分を見つめるそういう歌だと思いますね。 相良 宏の歌が 昭和30年代の短歌を切り開く きっかけになってきますし僕自身も その中で短歌を学んできて彼の歌を すごく影響を受けながら学んできた人間ですね。
特に 「白粉重ね 我を捨て我となる」ってところがね自分の有森也実という個人を捨てて役柄になっていくってことかなと思ったんですけどちょっと分からなかったのは「タバコ煙るは 青息吐息」のこの部分なんですね。 今 「化粧二題」という舞台の稽古をしてましてその「化粧二題」の 私が やる役大衆演劇の女座長なんですけれどもそして セリフの中に「青息吐息」という言葉が出てきましてそれを どうやって使おうかなというふうに考えましてこれを作りました。