日曜美術館「エッシャー 無限性の彼方へ」

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この番組のまとめ

今日は そのエッシャーの不思議な世界 まず見ていきます。 エッシャーの 「凹凸」にも似た錯視効果をねらった作品。 イタリア時代は エッシャーがエッシャーになるための準備期間だったのかもしれません。 日本でのエッシャー展の監修をされている東京藝術大学の熊澤 弘さん。 そして エッシャーを数学的に読み解いていらっしゃる明治大学 杉原厚吉さんです。

今ね ちょうどモニターにその代表作の「滝」が出てますけれどもこの中で そのイタリア的なものエッシャーが憧れたイタリア的なものというと例えばどんなところに出てますか?この背景にある段々畑のイメージというのがイタリアを主題とした風景の中でも出てきます。 そして 杉原さんはご専門が「数理工学」という数学的なジャンルでいらっしゃってエッシャーに引かれたということで今日お越し頂いてますがなぜ エッシャーに引かれたんですか?立体模型を持ってきたんですけれど。

なぜエッシャーは こうした作品を手がけるようになったのか?目を奪われたのは 壁面を埋め尽くす幾何学模様の装飾でした。 それだけでなく滝や階段など不可能な立体を表した時にもこれは エッシャーイタリア時代の作品です。

それが そのメスキータとエッシャー影響関係ということで説明できるのかどうかは分かりませんけれども両者に非常に共通したある傾向だと思いますね。 晩年になってもエッシャーのアトリエの棚にはいつもメスキータの写真が飾られていました。