今日のゲストは料理研究家の大原千鶴さんです。 大原さんは京都の奥座敷 花脊の料亭に生まれ里山の自然に親しみながら料理の心や技を磨かれました。 子育てのかたわら 料理研究家として活動を始められました。 料理監修をさせて頂いてあと 私の番組にもね お越し頂いて何度か ご一緒させて頂いてます。
上に伸びていくような筍がありましてそれから真竹っていうのが出るんですけどもそれ以外にも 熊笹の筍とか竹っていうものには 笹にも全部筍が出ますのでやっぱり 山の景色が思い浮かぶっていいますか新緑の色と重なって 本当に何か季節が来た 春が来たなっていう山の中では とても楽しい楽しみになってます。 時期的に カツオの時期ですけど昔のように冷蔵庫がない時はこの生節を使って 何ていうんですかねそれでも カツオを生でないけれども楽しむっていうような料理のしかたになってます。
つまり 明日まで待つというねその楽しみを明日にとってるところを「明智越」の明智は明智光秀のことなんですね。 それで 明智光秀が本能寺の変を起こす前にうっそうとしている上に登りも急で 下りるのも急でちょっと まあ あんまり筍に 掘りには…行きにくい所なんですね。 筍は 京都 名産地なんですけども京都の筍 言わないで「土間なき」が面白いですよね。 本当にダイナミックな…。 ダイナミックな句だと思います。
今 生まれてきた筍の中にこれだけのエネルギーが蓄えられてるっていうか時間 空間を含んでいるっていうねその やっぱり 「筍生まる」の戸田さんがおっしゃったように字余りの効果っていうことも大きかったと思うんです。 本日ご紹介した入選句とそのほかの佳作の作品は「NHK俳句テキスト」に掲載されます。 では 筍の季節といえば京都 上賀茂神社の競べ馬っていうことなんですけど馬を走らせます。