にっぽんの芸能「能楽パリ公演 野村萬の至芸」

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この番組のまとめ

花の都 パリ!文化と芸術の薫りに満ちあふれたこの街のホールに屋根や橋懸を備えた本格的な能舞台が出現しました。 狂言の主役は 御年89歳国の重要無形文化財保持者いわゆる人間国宝の野村 萬さんです。 ひかりさん 萬さんは今年89歳になられたということなんですがまあ 狂言に伝わっているいろんな喜怒哀楽というものをまあ 今度の新しい元号の中にもある和っていうね和する 和らぐ こういう心で大きな声で まあ 明るく舞台をやっていくっていうことがことによったら元気のもとかもしれません。

だから それは もう日本では ほとんど感ずることのできないことに初めての海外の公演の時にそういう反応があったんでびっくりもしましたしああ 手応えがあったんだなということを本当に その狂言でつくづく感じましたね。 親子孫三世代での共演となりましたがこうやって 三代を通じて演じられるっていうことは芸を継承する上でもとても大切なことですよね。 こんにった 最上吉日じゃによって聟殿が見ゆるはずじゃ。 こんにった最上吉日でござるによって聟入りをいたそうと存じてまず 親じゃ人へ談合いたすことがござる。 物申 案内申。

早々参るはずをお供は ござりませぬが表に親御様がござりまする。 やいやい 太郎冠者 表へいて親御様に これへお通りなされいと言うて 呼びましてこい。 それじゃによって最前 身共が帰のうというものを何のかのと おしゃるによって。 親御様に これへおいでなされいと申しまする。 いや こんにった 御近所まで用事がござって 参ってござればこれよりも改めて申し入るるはずでござるにようこそ おいでくだされた。 やいやい 太郎冠者聟殿を呼びまして来い。 御両人御一緒においでなされいと申しまする。 やいやい 太郎冠者。