ツタンカーメンの父 アクエンアテンと姉のメリトアテンです。 収納箱には なぜ アクエンアテンと墓は かつての都を見下ろす山の中に掘られました。 王アクエンアテンと王妃ネフェルトイティのそばには３人の王女がいます。 続いて 王アクエンアテンの母 ティイがそして 王妃ネフェルトイティもアクエンアテンの時代が終わる頃に亡くなりました。
王アクエンアテンは交易を再開できるようカデシュの奪回を命じました。 アクエンアテンは 宮殿から数キロアマルナの近くの山に造らせたこちらの墓に埋葬されました。 人々は自分たちが窮地に立たされているのはアクエンアテン王のせいだと考えるようになりました。 その結果 アクエンアテン王は「悪しき王」として 葬り去られました。 この浮き彫りを見ると分かるようにアクエンアテンの姿は完全に消されています。 アクエンアテン王の時代では信仰してよいのは アテン神だけでした。
メリトアテンは母親のネフェルトイティと祖母のティイを新たな棺に納めアメンヘテプ３世の墓に合葬する形で埋葬し直しました。 その１か月後弟のツタンカーメンが即位しました。 ツタンカーメンがまだ幼いうちに即位して玉座に座っていた証拠といえます。 ツタンカーメンが「父親の玉座に現れた」という文言は文字どおり受け取っていいと思います。 この玉座は もともと父親のアクエンアテンの物でそのあと ツタンカーメンのために部分的に手が加えられたのでしょう。