古典芸能への招待 文楽「仮名手本忠臣蔵」より

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この番組のまとめ

「仮名手本忠臣蔵」から 有名な刃傷事件主君の切腹 そして城明け渡しの場面を中心に ご覧頂きます。 登場人物としては高 師直 それから 桃井若狭助 塩谷判官。 で 「仮名手本忠臣蔵」の場合には「太平記」の世界に置き換えています。 そして 桃井若狭助それから 塩谷判官というふうに登場してまいります。

結局 横恋慕していたことが やっぱり大きな恨みのようなものとして残っていきますので塩谷判官が この後の段のところでもちょっと遅参したりしたりすると顔世御前に振られたというふうなことが非常に大きな要因になって強く 高 師直が塩谷判官に当たるというようなことになって「忠臣蔵」の人気の秘密でもあるわけですね。

貴公はなぜ遅かつたの 御酒参つたかイヤサ内にへばりついてござつたか貞女といひ御器量と申し手跡は見事御自慢なさい御自慢なさいその中へ鼻毛らしいイヤこれは手前が奥が歌でござる井戸の鮒ぢやといふ譬があるふだん外を見る事がないところにかの井戸がへに釣瓶について上ります。 実は 塩谷判官に一緒についてきたのが早野勘平という人物。 「花籠の段」 「塩谷判官切腹の段」「城明渡しの段」となります。 どんなところが見どころでしょうか?いよいよ 塩谷判官は切腹を申し渡される可能性が高くなっているわけですね。

そして 続くのが いよいよ「塩谷判官切腹の段」ですね。 大星由良助が九寸五分を取り出しましてそして これを持って塩谷判官の敵を討とうというふうに語りかけるというふうな場面でそれで 衆議一決ということになって敵を討とうということになるわけです。 今日 ここまで お話は同志社大学教授の山田和人さんでした。 ただいまの切 「塩谷判官切腹の段」。 「このたび塩谷判官高定。 「コレコレ判官だまり召されその方が今度の科は縛り首にも及ぶべきところお上の慈悲をもつて切腹仰せつけらるるをありがたう思ひ 早速用意もすべき筈。