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- NHK携帯2
- こころの時代~宗教・人生〜 アンコール「“在る”をめぐって」
- 2019年07月14日(日)
- 05:00:00 - 06:00:00
- 作家、辺見庸。1944年生まれ。「自動起床装置」で芥川賞。著書に、ノンフィクション「もの食う人びと」、詩集「眼の海」等。2018年11月、小説「月」を刊行。
この番組のまとめ
「今日 午前2時半すぎ相模原市 緑区の障害者施設津久井やまゆり園の職員から障害者がいなくなればいいと思ったという趣旨の供述をしているということです」。 マスカットグリーンのとばりだけ」。 「わたしは マスカットグリーンの闇にぼんやりと うかんでいる」。
つまり 僕から言わせれば このマリオ・ジャコメッリが持ってるような映像こそがむしろ現実なんだというふうに思うところがあるんですね。 つまり 死にゆく側が撮られるんじゃなくて死にゆく側が見ている状況をですね写真化したんだ 映像化したんだなあと思わせるようなものがあるわけですね。
彼は 価値のないもの この世のために役に立たないものはですねつまり あの小説においては敵がいると思うんですけれども僕らの現実に持ってる社会自体が実は 優生思想的であると。 おかしなイメージだがそれは nowhereだ」。 こう 消失っていうのかなあれは 何て言うんだろうディスアピアランスって言うのかな。
つまり 殺してしまうということですけれどもでも 似たようなものは ナチスドイツにも日本の優生思想の中にも刑を執行するということがあったわけです。 与死を どこか 我々の無意識の中で肯定してしまっている。 与死 これもまた相模原の事件に重なるんじゃないでしょうか。 日本の企業を相手にして損害賠償を求めた上告審があって日本政府は きぜんと対応していくと言う。 我々には 平和憲法というものがある憲法9条がある。 空母というのは 明らかにアグレッシブな戦争の用具なわけです。 故に 憲法違反じゃないと。