こういう地形を「流域」。 あんまり使わない言葉かもしれませんけど「流域」っていうんですね。 先生によれば 「浦の川」という小川が流れるこの森は「浦の川流域」と呼ばれる地形らしい。 よく あの 一般に 流域という言葉自身は耳にすること ありますよね。 この 浦の川の「流域」 小網代の森には家も道路もなく川に施されるコンクリート護岸もない。 言ってしまえば 水の流れを強制的に遮る「大きな人工物」が存在せず大地に降った雨水の流れがそのまま 観察できる。
2本の川筋が交わるこの「第1の合流地点」は2つの谷がぶつかる場所でもある。 何が 森のシダを大きくしたのだろうか!?例えば この2つの谷に降った雨水は大地を削り 合流点に土を運んでいく。 他の谷に降った雨水も同じように 土を押し流し上流からの流れと合流していく。 ここでは 更に この「谷」に降った雨が合流点に土を集めていく…。 2人は 「第3の合流地点」までやって来た。 実は このヤナギは…自分の子孫を増やしていくという珍しい生態をしている。
もともとは 水田として人の手が入っていたのが山火事も起き このままでは危険だと近所の住民から 苦情も出始めていた。 先生は 台風が来れば大量の水が大量の土砂を押し流すことを予測し杭を打っておいた。 川の水は「流れない水」となって土の中に保水され乾燥しているとき…いろいろ あれこれ 想定して 想像してある程度 分かるっていうのがこういうところの流域管理の基本の基本の基本なんです。 3種類の植物をスケッチするように指令を出した。
なぜ この活動をやろうと思われたんですか?えっと 岸先生にスカウトされて。 ここには バッタの類いとかチョウチョの類いとか他のも いっぱい暮らしていて棲み場所が多様なように湿原を作って森をつくっているから 全体で生き物の種類が とても多いんですよ。 先生は そもそも なぜこの流域の研究を始められたんですか?私が育ったところは横浜市鶴見区というところでどんどん 失われていった。