さて 今年度のテーマなんですけれども「昭和のくらしと俳句」ということでこれね 大きな木があるんですね戦前 昔から立っている。 昭和19年 20年当時の私の母が着ていたモンペなんです。 上 下に…モンペの上 下にするというのを当時のね 国防婦人会というね銃後のご婦人たちを指導する組織があったんですけどその指導の下で作ったモンペなんです。
その声はね… 私 今 80過ぎましたけどね今でも 何かの時に「あっ お母さんがいるから大丈夫」と。 30過ぎぐらいの おっ母さんが言うから大丈夫なわけがないんだけども子どもの私には大丈夫だと思えたというね。 だから 言葉っていうのはね字面の言葉以外の力を持つんですね。 あと 先ほど 宇多さんから銃後の戦争っていう言葉を伺いましたけども銃の後ろにいて それで後方で頑張ってたという。 まあね 私どもが最後の…要するに 銃後の体験者が私の世代でしょうね。
夕立ならではの天気の特徴をよく表しているという。 空を割って高い山に降ってくるからこの「夕立」に 「大夕立」と「大」の字がつきました。 空を割って 大きな山の大夕立。 これはね 夕立の雨っていうのは本当 棒のような雨がすごい勢いでたたきつけるように降ります。 熱い… 大地が焼けてたところに降る夕立だからそれが ム~ッとする感じはするんですけど草木なんかは 生き生きしますよ夕立が降ると。 夕立が降ってるんですけどその湖を「水一枚」と捉えられたところね。
「夕立」は たくさんのご投句の中で多かったのが 「雨宿り」でした。 本当にドラマチックな句もあったんです。 皆さん おんなじように夕立を感じるんだなと思うと私 投句読んでる楽しみ それなの。 「夕立」っていう季語は降る前とか その最中 あととか山の景色見ると何か すてきだなと思ってしまって続いて 二席の句 お願いします。 本日 ご紹介した入選句とそのほか 佳作の作品は「NHK俳句」テキストに掲載されます。 職権乱用…私も 皆さんと同じ兼題で一句作って宇多さんに直接見て頂きます。