日曜美術館「よみがえる美の力~室町将軍の文化戦略〜」

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この番組のまとめ

室町幕府 歴代将軍の彫像です。 中国と正式な国交を結んだ室町将軍は交易を通して多くの中国美術を収集しました。 彼らの貢献で室町時代独特の美意識も生まれました。 どういったところが?つまりね僕なんかだと尊氏って教科書に出てた なんか こうね 武士のその騎馬武者の肖像画はですね馬の馬具にあしらわれている家紋などからですね尊氏ではなくてですねその側近や あるいは その息子がその 像主だろうというのが有力な説になってまして。 室町幕府の絶頂期を築いた三代将軍 義満の肖像画です。

更に義満は 徽宗と同じように絵を見せるための施設を自らの別荘である北山殿現在の鹿苑寺の敷地内に造らせました。 自らが 価値の高い中国美術の所有者であることを 天皇や公家に示した義満。 義満は この絵合を 北山殿に天皇や公家たちを招いて 実際に再現しました。 北山殿を訪れた天皇や公家たちはまず巨大な塔に驚きそして 天鏡閣に展示された義満の豪華なコレクションに圧倒されることになったのです。

唐物っていうのは それこそ遣唐使の時代あるいは日宋貿易の時代も日本で 日本社会では特に上流階級で珍重されてきたものではあるんですけれども。 将軍のコレクション目録に記された牧谿の作品は 100点以上。 実は この三幅に合わせることでお釈様の真ん中の悟りを開く直前の室町将軍は 同朋衆に命じて中国美術を日本独自の美意識で解釈していったのです。 だんだん足利将軍家の財政が逼迫してくる。 幕府の財政難などから流出することになった将軍家のコレクション。

日本流にアレンジして それが また日本の社会に広がっていくというのの向こうの人たちがつまり オリジナル作品があったその文化で見られていたのと同じように見なくちゃいけないんだみたいなそういう強迫観念みたいなあると思うんですよ。 そうじゃなくて もっと より自由にいや 全然 文化も歴史も自分たちのところは違うんだからそれはオリジナル作品は すばらしいと。