カンさん いかがですか?これは ちょっと難しい言葉で幻想的な世界を作りだしている歌で多分 名前を平仮名書きでして端っこに持つと スルスルッと ほどけてこれ ちょっと僕 気になったんですけど「永遠が あぐらをかいてゐるやうな」っていう表現が レベルが高すぎて。 紫陽花畑の比喩として こういうふうな表現があると思うんですよね。 紫陽花畑を想像した時に 永遠ってずっと続いていく 大きなものでありちょっと でも危うい感じもありそういうものが「あぐらをかいて」っていうのはどっしり構えているような感じ。
何か もう永遠の愛なんていらないわって言ってるような情熱的な姿と思ったので こんなふうにうたってみました。 「愛に永遠など」っていうと愛は 永遠あるのかな ないのかなっていうとこなんですけど「愛の永遠」っていうと愛には永遠があって でも いらない。 何か 永遠に愛しますっていうことを言ってくれる時に本当に 愛って永遠なのかなって思いながらでも やっぱり その…でも何か すごいきれいな紫陽花のような顔で まぶしかったんですよね。
でも 目と目を合わせてではなくちょっと うつむき加減で言ってくれた彼女のマスカラが 黒くしっかり塗られていたのが印象的でこんなふうに うたってみました。 マスカラのまばたき マスカラじゃないまつげのまばたきが見えるような歌で黒って言って 色で終わってしまうのと黒いマスカラっていう 物で終わるのと少し やっぱり 物の方が 多くを語るかなというふうに思ったりして。 地元の友達とかもなかなか会うこともなくなるしこれは シンプルな場面ですね とても。