NHK俳句 題「夕立」

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この番組のまとめ

そして 選者は 宇多喜代子さんです。 さて 今年度のテーマなんですけれども「昭和のくらしと俳句」ということで今日は 「昭和の八月」ということで宇多さんの8月の句をご紹介頂きたいと思います。 昭和19年 20年当時の私の母が着ていたモンペなんです。 上 下に…モンペの上 下にするというのを当時のね 国防婦人会というね銃後のご婦人たちを指導する組織があったんですけどその指導の下で作ったモンペなんです。

その時に 母がね大きな声でね「お母さんが ここにいるから大丈夫!」って言ったんです。 その声はね… 私 今 80過ぎましたけどね今でも 何かの時に「あっ お母さんがいるから大丈夫」と。 30過ぎぐらいの おっ母さんが言うから大丈夫なわけがないんだけども子どもの私には大丈夫だと思えたというね。 これは 日本全国で。 昭和19年の6月くらいから日本全国の あちこちの都市が空襲でやられて そのうちの一つ…。 大空襲は3月の東京と大阪でしたけどもね地方都市も大変だったんです。

そうすると 湖の半分だけを降ってるんだなというそういう夕立の実相ですねこれはね。 夕立ならではの天気の特徴をよく表しているという。 空を割って 大きな山の大夕立。 夕立を 裸婦が浴びて もう気持ちいいみたいなきれいになるみたいな。 これはね 夕立の雨っていうのは本当 棒のような雨がすごい勢いでたたきつけるように降ります。 それが ム~ッとする感じはするんですけど草木なんかは 生き生きしますよ夕立が降ると。

で これは「三山」っていうのはね何々三山っていうのはたくさんございますけども多分 奈良県でいらっしゃるから大和三山でしょう。 本当にドラマチックな句もあったんです。 皆さん おんなじように夕立を感じるんだなと思うと私 投句読んでる楽しみ それなの。 それが3つ重なってると人が本当に走ってる感じが出てるしリズミカルでしょ。 本日 ご紹介した入選句とそのほか 佳作の作品は「NHK俳句」テキストに掲載されます。 俳句作りのためになる情報も是非 ご参考になさって下さい。