4歳の時 初代中村吉右衛門さんの養子となり幼くして「播磨屋」の名跡を継ぐ運命を背負って生きてきました。 二代目 中村吉右衛門さんです。 初代 中村吉右衛門は 祖父に当たります。 次男が中村吉右衛門さんです。 初代 吉右衛門さんに跡取りがいなかったため孫の吉右衛門さんが4歳の時養子に入ることになったのです。 連綿と受け継がれてきた型や役の心を学びそれを表現していく中で吉右衛門さんはさらば~!そうした思いで舞台に立ち続ける中ある独特の手応えを感じるようになっていきます。
吉右衛門さん中村吉右衛門を継ぐということはですねご自身にとってはどんな重責があったんですか?僕には才能がそれほどの才能がないと思いだして辞めようとまで思いましたけれどもさっき ありましたような中村吉右衛門という名前を継ぐのはちょっと早かったのかもしれません。 まあ実父の方は多少変なこと言ったせがれが今回 吉右衛門さんのプライベートの時間も撮影させて頂きました。 撮影させて頂いたんですが ここでも歌舞伎と切り離せない吉右衛門さんの姿が見えてきました。 若い頃から絵を描くことが趣味という吉右衛門さん。
そうですか!あの美術展のところで センスを磨くとおっしゃっていたかと思いますけれどもそういう芸術に触れることっていうのは歌舞伎に どう返ってくるんですか?サロメでも 実際そこにいたらばもう見ていられないほどのむごい景色もああやって絵にすると あれね 実はすごい目で にらみ合ってるように思えるんですけどあれ 2人の目はねサロメとヨハネの目はね 優しいんですよ。 続いては 歌舞伎の芸の継承に向けた吉右衛門さんの思いに迫ります。 吉右衛門さんが得意とする役を演ずるにあたり染五郎さんが指導を受けに来たのです。