先人たちの底力 知恵泉選▽ものづくりの先覚者 田中久重 アイデア生む極意とは

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この番組のまとめ

アイデアが浮かばない時どうしていますか?今回は 創意工夫の心得をお伝えします!創作料理というんですか?うわ~ 何か でも…。 人々を心の底から喜ばせるものとは何か?自らに問い続けた田中はどのように課題を克服し人々が求めるものを生み出したのでしょうか?そんな 田中久重の知恵を読み解く今回の仕事人は…。 まさに 田中久重と同じように浜野さんもいろんなものをね生み出してるわけなんですけれども。 そんな田中久重がですね いかにして その技術力を高めていったのかというのをまずは こちらの知恵からご覧頂きましょう。

田中は 寝食を忘れるほどからくりの考案に没頭し精密で エンターテインメント性の高いからくり人形を生み出します。 田中久重の資料を展示する東芝未来科学館の谷口さんはからくりの構造が解説された機械工学書 「機巧図彙」。 銘文には…あっ… え~! これが実際田中久重が つくったものですか。 江戸時代の日本では現在と違い「不定時法」と呼ばれる時の数え方をしていました。 これが 不定時法です。 当時の時計は この不定時法に合わせるために 不便を強いられました。 何とか 不定時法に合わせようとしていたのです。

困ってることをね 僕らの技術とか経験を積み重ねて ブレンドしてそれで何か出来上がって 困ってた人が「ありがとう」と言ってくれた時の その…やっぱり 人々を いかに今の自分の持ってる技術で楽にしたいもっと便利にしたいってその発想というのが久重の中に あったんじゃないですかね。 歯車をつくる職人さん時計は 一つの産業になってたのでそういうのを削れる工作機械に近いものが日本にも 既にあったと思うんですがそういうもので きれいに磨き上げられたピカピカのやつがあるんですよ。

西洋の医学校を手本にした 先進的なカリキュラムを採用した時習堂で田中は 物理や化学 軍事学など貪欲に学びます。 絵や図面はありませんが 蒸気の力で大きな船や車両を動かすことができる蒸気機関の原理や構造が解説されています。 田中は こうした文面から まだ見たことのない蒸気機関をイメージしあるものをつくり上げます。 日本初となる蒸気機関で動く船の模型です。 そんな中 いち早く軍事の近代化を推し進めていた佐賀藩が田中を蒸気船建造の技術開発者としてスカウトします。